1300 MWe原子炉の第3回安全レビューにおける
電源トラブルに関するIRSN意見書
公開日:20131022
1300 MWe原子炉の安全レビュー(VD3 1300)の中で、原子力安全機関(ASN)は、所内及び所外電源トラブルに対する施設の頑強さについてEDFが行った評価及び変更措置の妥当性や充足性に関するIRSNの意見を求めた。
放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は、2006年のフォルスマルク及び2007年のダンピエールで発生した電源トラブルを受けて実施されたEDF2回の技術レビューをベースに分析を行った。
IRSNとしてはEDFの評価が総合的に満足できると判定するとともに、「フォルスマルクの経験フィードバック」の検討後既に講じられている変更措置が電源トラブルに伴うリスクに対する安全改善に寄与していることを指摘する。
しかしながら、IRSNは、発電機の励磁系統の不具合を含むシナリオのシミュレーションを通じて最も不利となる電源トラブルの特性化評価を補足するようEDFに勧告する。
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