フラマンビルEPR型炉の設計でEDFが実施した
放射線防護の詳細最適化評価に関するIRSN見解
公開日:201348
2012731日、フラマンビルサイトの3号機の運転開始申請のための早期審査の一環として、IRSNは、フラマンビルEPR型炉の設計に際してEDFが行った詳細最適化評価に関する意見書を提出した。この意見書は、2008年に作成したIRSN意見書DSR 2008-00160を補完する。
これを踏まえ、IRSNは、放射線防護の観点から優先的と見なされる活動に伴う線量測定の損益数量化がこの段階でも相変わらず不十分であると判断した。従って、IRSNは、これらの活動について評価を追加し、ソースタームの評価に関する要求事項を考慮するよう勧告する(IRSN意見書2012-248)。更に、解析の一環として実施された一部の活動に関連する放射線防護の最適化評価で、機器への接近可能性が制限されることや区画の狭苦しさが摘出された。これらの事項は、現場で展開される活動を構想する際に人的ファクタを考慮する取組みの効果に疑問を投じるものである。結局、IRSNとしては、運転開始から数年の経験を報告書にまとめて、実際に得られる利得を確認するか、見直すかすべきであると判断した。