有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- ASN(フランス原子力安全規制機関)の検査事後書簡;FL3 EPR型原子炉の制御棒駆動装置(CRDM)の溶接作業工程(検査実施日:2012年1月25日)
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参照番号:CODEP-DEP-2012-005758                                                         ディジョン発、201227
 
 AREVA NP総裁殿
 Tour AREVA
 92084 PARIS LA DEFENSE cedex
 
案件 EPR FA3MCG3/4溶接検査事後書簡
 
参照文書[1]   原子力の透明性及び安全に関する2006613日付法律
[2]   原子力耐圧機器に関する20051212日付省令
[3]   192642日付政令及びその通達
[4]   2012118日付書簡CODEP-DEP-2012-002987
 
拝啓、
フラマンビル3 EPR型原子炉の制御棒駆動装置(CRDM)の適合性評価の一環として、2012125日、耐圧容器の3/4とマークされた溶接の実施条件を検証するために、貴殿の下請け業者1社の工場で、参照文書[1][3]に挙げた文書に基づき、検査を実施した。
私はこの検査の総括、並びに検査から発生した主な要求事項を茲許貴殿にお伝えする。
 
検査の総括
フラマンビル3 EPR型原子炉のCRDMの溶接作業の検査は、AREVA NPの下請け業者の工場内で2012125日に実施された。参照文書[4]に挙げた通知書簡に従い、この検査は、以下のテーマを対象とした:
溶接作業の工場内検査(ルートパス1 + フィラーパス2 + ルートパス1層)、
溶加材の合否判定及び品質認定の検証、
溶接作業者の適格性認定の検証、
試験材の加工及び対応する試験の実施の検証、
溶接手順の適格性認定(QMOS)及び対応する承認の検証。
検査官は、特に、溶接手順シート764507F3の改訂D版の内容と妥当性を検証した。
検査により、該当するインデックスにおけるQMOSの承認がないことが明らかになった。このことは、2つの是正措置の要求と2つの追加情報の要求の対象となった。
A. 是正措置の要求
検査官は、検査の対象となった溶接作業に適用可能なVLS.10.A.4056で示されるQMOSが、インデックスBであったのに対し、この同じ文書で表示された承認は、インデックスAを対象としていたことを確認した。
要求A1違反シートを作成し、どのように処理したか私に知らせるよう貴殿に要求する。
要求A2 VLS.10.A.4056で示されるQMOSのインデックスBの承認を私に送付するよう貴殿に要求する。
B. 追加情報
適用溶接仕様はCS EPR 612のインデックスDであるが、2011415日にインデックス改訂E版の溶接仕様をASNに送付したことが、検査官に対して示された。
要求B1:なぜASNに送付した溶接仕様が工場内で適用されるものでなかったのか私に示すとともに、この違反の結果を私に伝えるよう貴殿に要求する。
要求B2必要があれば、貴殿が実施を予定している是正措置を私に知らせるよう要求する。
C. 考察
なし
以上の点に関する貴殿の意見及び回答を2ヶ月以内に私に報告するようお願いする。貴殿にて講じることになる措置について、明確にこれらを特定し、それぞれの実施期限を明示されたい。
敬具
 
 
原子力安全機関理事長に代わり、
DEP副総局長

マルク・シャンピオン
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