公開日:2013年12月26日
搬入ハッチの2個の固定具の締付不具合
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年12月13日、グラブリーヌ原子力発電所の事業者は、原子炉格納容器内に大型の機材及び工具を持ち込む出入口を閉塞するために使用される、スチール製円形扉の2個の固定装置の締付不具合に関する安全上重要な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。この搬入ハッチは原子炉の保守停止の間に限り使用される。
公開日:2013年12月24日
ドランシーの輸送事象:ASNの検査[更新版]
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
放射性物質の輸送
AREVA社は、使用済燃料の鉄道輸送に係わる事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年12月23日
容器内のウラン235の最大許容質量の違反
六フッ化ウラン調製プラント(Comurhex)−放射性物質の変換− COMURHEX
COMURHEX Pierrelatte社は、2013年12月20日、原子力基本施設No.105の一区画に貯蔵されているウラン含有残滓ドラム内のウラン235の最大許容質量逸脱に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年12月23日
所内廃棄物の許容貯蔵期間の違反
CENTRACO −放射性廃棄物の処理− SOCODEI
2013年11月26日、SOCODEI社は、CENTRACO工場内の一部の廃棄物について、許容貯蔵期間が経過していることを原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年12月23日
使用済燃料鉄道輸送に係わる事象
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
放射性物質の輸送
AREVA社は使用済燃料の鉄道輸送に係わる事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年12月6日
ボルト接合部の不適合
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年11月27日、グラブリーヌ原子力発電所の事業者は、安全注入系(RIS系)の配管のボルト接合部における組付け異常という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。固定ロッドの長さが不十分であった。RIS系は、1次冷却系の大規模漏洩と同様事故時にも、ホウ酸水を1次冷却系に注入して核反応を抑え、原子炉炉心の冷却を確保する役割を担っている。
公開日:2013年12月5日
一部の弁の非耐震性[更新版]
一般異常
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所の耐震認定されている弁のねじ類の締付違反に関する事象を原子力安全機関に届け出た。その他の原子炉でも点検を行った結果、EDFは、2010年6月28日、最初の届出を変更し900 MWe及び1300 MWe原子炉まで拡大していた。
公開日:2013年12月5日
一般運転規則の特定規定の違反
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年11月5日、サン=アルバン原子力発電所の事業者は、2号機の1次主冷却系の化学パラメータの変更に着手し、運転技術仕様の規定がそれを禁じているにも拘らず、1次系のほう酸濃度を引き下げた。
公開日:2013年11月22日
機器の使用不能の発見の遅れ
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年11月6日、計画停止後の3号機の運転再開フェーズで、EDFは、1次主冷却系の化学体積制御系の弁が過誤によって閉止されたままになっており、これによって化学体積制御系の一部が一般運転規則(RGE)の許容期間を超えて使用不能状態になったことを発見した。
公開日:2013年11月15日
ウラン含有物質を収めたドラムから内容物がこぼれ出る
ウラン浄化・回収施設(SOCATRI)−工場− AREVA
2013年9月11日、SOCATRI社が運転する施設内で二ウラン酸カリウムの入ったドラムの再充填作業を行っていた際に、内容物の一部が作業室内にこぼれ出る事態が発生した。
公開日:2013年11月14日
弁の計測制御配線ミスの発見の遅れ
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年11月7日、サン=アルバン原子力発電所の事業者は、中間冷却系(RRI系)の弁の計測制御配線のミスで制御室からこの弁を閉止する機能が使用不能となっていたことの発見の遅れに関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。この弁は2号機格納容器のペネトレーションに設置されている。
公開日:2013年11月13日
廃棄物容器の不適切な受入れ
オーブ貯蔵センター(CSFMA)ー放射性物質の貯蔵− ANDRA
2013年11月5日、ANDRAは、CSAの運用規則が同時に受入れるコンクリート吹き付け用の低レベル放射性廃棄物容器の数を2個に制限しているにも拘らず、3個ないし4個の容器を運搬する覆い付きトレーラを数回に亘りオーブ貯蔵センターで受入れ、貯蔵したことをASNに通報した。サイト外での輸送は適用規制に則り行われていた。
公開日:2013年11月12日
一部の弁の非耐震性
一般異常
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所の耐震認定されている弁のねじ類の締付違反に関する事象を原子力安全機関に届け出た。その他の原子炉でも点検を行った結果、EDFは、2010年6月28日、最初の届出を変更し900 MWe及び1300 MWe原子炉まで拡大した。
『圧力−温度』運転域の違反
フェッセンハイム原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年10月31日、保守及び燃料取替停止を終えて運転再開フェーズにあったフェッセンハイム原子力発電所の2号機で、1次系の温度が、1時間強に亘り、その状態の原子炉に関して許容されている最低温度を2℃下回る事態が発生した。
公開日:2013年11月8日
4台の電気キャビネットの耐震性違反
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2013年10月25日、シボー原子力発電所の事業者は、1号機及び2号機の安全上重要な4台の電気キャビネットの耐震性違反に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年10月31日
配管の非密閉性− TU5施設
TU 5及びW施設(AREVA NCプラント)ー放射性物質の変換− AREVA
ピエールラット・サイトでAREVA NC社が運転する工場は、INB No.155の境界内に立地している(TU5施設と呼ばれる)施設である。この工場は六フッ化ウランを、化学的に安定している低放射性の酸化ウラン(U3O8)粉末に変換している。
公開日:2013年10月24日
運転許容域逸脱の発見の遅れ
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2010年4月17日、定期試験のため運転停止フェーズにあったシボー原子力発電所2号機で、1次冷却系の温度が許容されている通常運転域を逸脱する温度に達した。
公開日:2013年10月21日
工学的安全系ポンプの長引いた使用不能
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年10月8日、カットノン原子力発電所の事業者は、1号機の単純燃料取替停止後の運転再開試験の際、(電源全喪失時に必要な)1次ポンプシール部への非常用注入ポンプが長期間使用不能状態にあったことを確認した。
公開日:2013年9月21日
運転技術仕様の違反
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年10月16日、3号機の一部点検査の際、燃料取り扱い作業時の原子炉建屋閉じ込め手順の適用に違反があり、ビュジェイ原子力発電所の事業者は運転技術仕様の違反という安全上重大な事象として原子力安全機関に届け出た。
公開日:2013年10月17日
大型汚染部品の閉じ込め喪失
HAOプラント−放射性物質の変換− AREVA
Elan IIBプラント−放射性物質の変換− AREVA
処理設備(STE2)及びプラント(AT1)−放射性物質の変換− AREVA
液体廃棄物及び固体廃棄物処理設備(STE3)ー放射性物質の変換− AREVA
経水炉の使用済燃料再処理工場(UP2 800)ー放射性物質の変換− AREVA
使用済燃料再処理工場(UP2 400)−放射性物質の変換− AREVA
経水炉の使用済燃料再処理工場(UP3 A)ー放射性物質の変換− AREVA
2013年3月27日、施設内における移送時の事象で汚染部品の閉じ込め喪失が発生した。
公開日:2013年10月17日
分岐管の補強材に関する適合違反
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年10月14日、トリカスタン原子力発電所の事業者はh、2号機及び4号機の燃料貯蔵プール冷却系の分岐管に補強材が無いという適合違反に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年10月15日
安全注入系の一部のネジの制動装置の取り付け忘れ
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年10月9日、EDFは、ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所1号機及び2号機の中圧安全注入系(RIS-MP)のポンプを点検中、一部のネジが緩んでいるのを発見したとASNに届け出た。保守作業の際の過誤(制動装置を付けずにネジを締めたこと)がこの異常を招いたものと思われる。事業者は、緩んでいるネジから漏洩が発生していないことを確認した。
公開日:2013年10月11日
『圧力−温度』運転域の逸脱
ダンピエール=アン=ビュルリー原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年9月25日、保守停止後の運転再開フェーズ中のダンピエール原子力発電所1号機で、1次系の温度が許容運転域を超える値に達した。
公開日:2013年10月7日
予定措置の実施の遅れ
軽水炉の使用済燃料再処理工場(UP2 800)−放射性物質の変換− AREVA
2013年9月9日、R4施設のグローブボックス内で測定された湿度の異常を報知するアラームが起動した。このような事態に対応すべき運転操作が実施されない内に、湿度は、数分後、施設の一般運転規則(RGE)に規定される制限値に達した。アラームの起動から3時間後、事業者が事態を鎮静化するまで、湿度は上昇を続けた。
公開日:2013年10月4日
ガス拡散ラインの洗浄作業
Georges Besse施設−放射性物質の変換− EURODIF
EURODIF PRODUCTION社は、2013年9月30日、PRISME(EURODIF社の集中洗浄・通気プロジェクト)プロジェクトの枠内で行われたGeorges BESSE施設のガス拡散ラインの洗浄作業中の三フッ化塩素(CIF3)を巻き込んだ異常に関する重大事象をASNに届け出た。
公開日:2013年10月1日
制御棒クラスタ集合体
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉ー EDF
2013年9月22日、EDFは、定期試験の準備中、一部の制御棒クラスタ集合体の挿入限度に関する過誤を発見した。この挿入限度は一般運規則(RGE)に規定されている。
公開日:2013年9月30日
出力低下時の制御棒クラスタ集合体の不適切な引き抜き
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年9月22日、2号機の機械室に設置されている機器の技術故障を受け、運転チームは制御棒クラスタ集合体の引き抜きに着手したが、適用すべき運転手順から見て不適切であった。この事象中、原子炉の保護系は正常に動作していた。
公開日:2013年9月30日
換気系使用不能の発見の遅れ
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年9月25日、クリュアス=メイス原子力発電所の事業者は2号機燃料建屋の換気・ろ過系の1トレインの使用不能に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年9月30日
原子炉保護パラメータの設定違反発見の遅れ
ゴルフェック原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年9月11日、ゴルフェック原子力発電所の事業者は、保守及び燃料取替停止後の運転再開中の1号機で、原子炉保護パラメータの設定ミスを発見した。
公開日:2013年9月27日
原子炉の保護に使用されるパラメータの設定ミス
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年9月23日、ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所の事業者は、1号機の適合しない熱出力計算パラメータが原子炉保護系で使用されるという安全上重大な事象をASNに届け出た。2012年9月の原子炉の保守停止後、熱出力計算パラメータが改訂されていなかったことが原因である。
公開日:2013年9月20日
冷却用シュラウドの形状不適合
核燃料製造工場(FBFC Pierrelatte)ー指定解除された原子力基本施設− FBFC
AREVA FBFC社は、2013年9月19日、(ドローム県)ロマン=シュール=イゼール自治体に立地する燃料製造工場内で冷却用シュラウドの適合違反を発見するという重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年9月18日
部屋の汚染
経水炉の使用済燃料再処理工場(UP2 800)ー放射性物質の変換− AREVA
2013年8月19日、仮エアロック室の撤去作業終了後、下請業者の作業員2名とAREVA NC社の従業員2名が呼吸器の防具を装着せずにアルファ放射性同位元素が拡散していた区画内を通り過ぎて行った。
公開日:2013年9月11日
化学体積制御系の冗長ポンプ2台が2日間使用不能
2013年9月4日、シボー原子力発電所の事業者は、1号機の化学体積制御系の冗長ポンプ2台が同時に2日間使用不能状態にあったことをASNに届け出た。
公開日:2013年9月11日
原子炉の保護に使用されるセンサの設定ミス
ベルビル=シュール=ロアール原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年7月6日、保守停止後の1号機の運転再開フェーズで実施された試験の際、事業者は1個の流量センサの設定ミスを発見した。この流量センサの測定値は原子炉保護系で使用されている。
公開日:2013年9月6日
『圧力−温度』運転域の違反
ダンピエール=アン=ビュルリー原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年8月27日、保守停止中のダンピエール原子力発電所1号機で、1次系の圧力が許容運転域を超える値に達した。
公開日:2013年9月5日
ペネトレーション密閉不具合の発見の遅れ
2013年8月29日、グラブリーヌ原子力発電所の事業者は、2号機格納容器のペネトレーションの密閉不具合発見の遅れに関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年9月5日
INESのレベル2に分類された作業員の被ばく事象
ホット実験施設(LAMA)ー放射性物質の利用− CEA
CEAグルノーブルとD&S社は、CEAの下請業者として作業にあたっていたD&S社の作業員の被ばく事象をASNに届け出た。
公開日:2013年9月4日
自動停止の起動閾値設定ミス
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年8月30日、クリュアス=メイス原子力発電所の事業者は、原子炉自動停止の起動閾値設定ミスに関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。「ソース」領域チャンネルの閾値が高めに設定されていた。
公開日:2013年9月3日
一時的変更の実施に伴う代償措置の無視
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年8月22日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、1号機、3号機及び4号機の運転技術仕様の一時的変更に伴う代償措置を無視するという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年8月22日
原子炉出力の最大変化速度の違反
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年8月に実施した分析の際に、EDFは、2013年4月から8月までの運転データから、原子炉出力の最大変化速度を超える履歴が数回に亘り記録されているのを発見した。この制限値は一般運転規則(RGE)で規定されている。
公開日:2013年8月21日
化学体積制御系の弁の補修猶予期間逸脱−ビュジェイ5号機
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年8月12日、ビュジェイ原子力発電所は、5号機化学体積制御系の充填弁の補修猶予期間逸脱に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年8月13日
制御棒クラスタ集合体の挿入ミス発見の遅れ
サン=ローラン=デ=ゾ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年7月20日、サン=ローラン原子力発電所B2号機の運転再開作業中、事業者は、制御棒クラスタ集合体が運転技術仕様(STE)通りの位置にセットされていないことを発見した。B2号機は、10年総点検の一環として燃料取替及び保守作業を実施するため、2013年2月23日から運転を停止していた。
公開日:2013年8月13日
サイト環境の塩酸汚染
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年7月23日から24にかけて、事業者の推定で約58 m3の塩酸がカットノン原子力発電所の床にこぼれた。この塩酸は腐食性の非毒性薬品で、3号機の冷却塔の清浄処理に使用される。事業者はこの事象の影響を明らかにするための対策を講じた。
公開日:2013年8月9日
『圧力−温度』許容域の違反
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年8月2日、ビュジェイ原子力発電所5号機の化学体積制御系の弁が機械故障を起こし、1次冷却系の圧力が上昇して許容運転域を超えた。
公開日:2013年8月8日
事象の再分類:許容限度の逸脱
放射性廃棄物貯蔵施設−放射性物質の処分− CEA
2012年10月23日、カダラーシュの原子力・代替エネルギー庁(CEA)は、INB 56からカダラーシュの産業廃棄物浄化センターに廃棄物を移送する際に許容放射能レベルを逸脱するという重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
詳細は;http://www.asn.fr/Controler/Actualites-du-controle/Avis-d-incidents-des-installations-nucleaires/Avis-de-reclassement-d-incident-depassement-d-une-limite-autorisee-de-transfert-d-effluents-mettant-en-evidence-des-defauts-de-rigueur-d-exploitation-l-ASN-reclasse-au-niveau-1
公開日:2013年8月6日
アラーム起動閾値の設定ミス
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年7月31日、「燃料を完全に抜き取った」状態の3号機で、ビュジェイ原子力発電所の事業者は、燃料建屋内の放射能測定センサのアラーム起動閾値が誤設定されていることを発見した。
公開日:2013年8月2日
トリチウム放射能濃度の計測不能
ホット実験施設(LAMA)ー放射性物質の利用− CEA
2013年4月4日、サクレーのCEAセンターで、原子力基本施設(INB)No.49の放出管路E11に設置されている気体放射性廃棄物のサンプリング装置の不具合が発見された。この不具合は、2009年9月15日付ASN決定第2009-DC-0156号の第14条に基づき要求されている、INB 49の気体廃棄物中のトリチウム放射能濃度の計測ができない事態を引き起こした。
公開日:2013年8月2日
放出物のモニタリング装置に関する多重違反
ホット実験施設(LAMA)ー放射性物質の利用− CEA
Osiris-Isis −研究炉− CEA
固体放射性廃棄物管理区域−放射性廃棄物の処分又は貯蔵− CEA
液体廃棄物管理区域−放射性物質の変換− CEA
2012年8月以降、サクレーのCEAセンターは施設の気体放射性廃棄物のモニタリング装置に関する8件の重大事象を届け出た。これらの事象は気体トリチウム放出物の測定装置の運転及び保守に関する一方で、他方では2009年9月15日付ASN決定第2009-DC-0156号及び2009年10月8日付ASN決定第DEP-ORLEANS-1117-2009号で要求されている気体放出物の測定装置の不備に関するものである。
公開日:2013年8月1日
一部の弁の非耐震性
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
ダンピエール=アン=ビュルリー原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所の耐震認定されている弁のネジの締付違反に関する事象を原子力安全機関に届け出た。その他の原子炉で実施した点検の結果、EDFは、2010年6月28日、最初の届出を改訂し影響範囲を900 MWe原子炉及び1300 MWe原子炉まで拡大した。
公開日:2013年7月30日
一部の弁に対する適合しない交換部品の導入
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2013年7月17日、シボー原子力発電所の事業者は、1号機のタービンバイパス系の一部の装置で不適切な部品取替を行うという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年7月30日
経験フィードバックの不十分な考慮
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2013年7月11日、ショー原子力発電所の事業者は2号機の系統構成を実施した。この作業は弁の一部を操作して機器の運転を再開させるもので、特に中間冷却系(RRI系)が対象となる。この作業に伴うリスク管理が不十分だと、現行の原子炉運転規則が許可していない一部機器の使用不能を招くことになる。
公開日:2013年7月29日
発電機1台の使用不能の発見の遅れ
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2013年7月19日、シボー原子力発電所の事業者は、2号機の非常用ディーゼル発電機1台の使用不能に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年7月25日
雨水放出箇所の低pH値
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2013年7月2日、ショーB原子力発電所の事業者は、サイト内で回収された雨水をムーズ川に放水する箇所で、pHが2.2から2.8と異常に低い値を示していることを発見した。この放水に適用される規定は、pHを6から9までの範囲とするように明記している。
公開日:2013年7月24日
1次冷却系内の最低ほう酸濃度の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年7月18日、グラブリーヌ原子力発電所の事業者は、4号機の運転再開の際に、1次冷却系内の最低ほう酸濃度が遵守されていないという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2013年7月19日
原子炉建屋外の電離放射線束− ILL
高中性子束炉(RHF)ー研究炉−ラウエ・ランジュバン研究所(ILL)
グルノーブルのサイトで高中性子束炉を運転するラウエ・ランジュバン研究所(ILL)は、2013年7月15日、原子炉建屋外の予定されていない区域で実験装置からの電離放射線束の存在を確認するという放射線防護上重大な事象を届け出た。
公開日:2013年7月18日
作業員の手の汚染
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年4月8日、クリュアス=メイス原子力発電所の4号機で保守作業中、作業員がネジ回しで怪我を負い、手を汚染した。汚染を完全に除去できなかったため、この事象は、労働医に依れば法定年間許容限度の4分の1を上回る内部放射線被ばくを招いた。
公開日:2013年7月17日
気体廃棄物の放出管路における連続監視
人工放射性元素製造施設−放射性物質の製造又は変換− CIS-BIO
2013年7月2日、廃棄物とその放出の管理をテーマとする検査中、ASNは、管路から放出される気体廃棄物の放射能を連続測定するための気体サンプリング装置2台が故障しているのを発見した。数ヵ月前から続いていたことが判明したこの事態に関して、装置の復旧を目指す一切の措置も、また代償措置も講じられていなかった。特に、管路から放出される気体廃棄物を生み出す製造は続けられた。この運転状況は、2009年9月15日付ASN決定第2009-DC-0158号に記されている気体廃棄物の監視に関する規定に違反している。
公開日:2013年7月16日
機器の使用不能期間の逸脱
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2013年7月2日、工学的安全系統の起動に使用される計測制御機器が、一般運転規則(RGE)が定める猶予期間を遥かに超えて使用不能状態であった。
公開日:2013年7月9日
台枠の取付不適合
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2013年7月5日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、原子炉の必須サービス水系のチェーン・スクリーンの洗浄ポンプ台枠の取付不適合に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
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