公開日:2011年12月30日
規定条件の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年9月14日、1号機の10年総点検作業の最中に換気の電源が意図的に遮断された。同ユニットの水素化気体廃棄物処理タンク室の換気系で進行中の変更に関する規定措置は、換気系の使用可能性の維持を求めていた。
公開日:2011年12月29日
運転技術仕様の違反
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年12月2日と3日、運転中の1号機で、クリュアス原子力発電所の事業者は4回に亘り1次冷却系への冷却水補給を実施した。当時、原子炉の希釈防止系は使用不能状態で、運転技術仕様に基づき全ての取水口は閉塞されていなければならなかった。
公開日:2011年12月23日
新燃料の輸送許可条件の違反
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
シボー原子力発電所は、2011年11月21日、新燃料パッケージ4体を積載したトレーラを誤って引き受けるという重大事象をASNに通報した。
公開日:2011年12月19日
汚染の拡散と作業員の汚染
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年7月14日、木曜、保守及び燃料取替停止の際に実施された配電盤の作業で、1次主冷却系の負圧機能並びに汚染吸引系が停止し、1号機原子炉建屋の汚染を引き起こした。
公開日:2011年12月16日
弁の補修猶予期間逸脱
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年11月27日、保守停止中のビュジェイ原子力発電所2号機で、事業者は、蒸気発生器補助給水系のポンプの弁の補修猶予期間逸脱という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2011年12月16日
2号機で発生した非常停止時間の逸脱
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年11月27日、ビュジェイ原子力発電所2号機は保守停止中であった。同発電所の事業者は、原子炉の非常停止時間の逸脱という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。この重大事象は、蒸気発生器補助給水系のポンプの使用不能に関係している。
公開日:2011年12月8日
貯蔵セルの遮へい扉の固着
軽水炉の使用済燃料再処理工場(UP3 A施設)ー放射性物質の変換− AREVA
2011年11月29日、T1施設内のセル208-4の遮へい扉がハンドリン中のハルとエンドピースが入った容器に接触して閉固着した。
公開日:2011年12月5日
2011年11月5日と6日にCEAのカダラーシュ研究センターを襲った大雨事象
Cabri及びScarabée −研究炉− CEA
LECA及びSTAR施設−放射性物質の利用− CEA
カダラーシュのCEA研究センターは、2011年11月5日土曜と6日日曜に大雨に襲われ、CABRIとLECA施設の地下の一部が冠水した。事業者は直ちに緊急時対応組織を動員した。施設は6日の翌日に通常の運転状況を回復した。
公開日:2011年11月29日
ほう酸化機能の使用不能
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年11月13日、運転中の1号機で、不適切な手順書の適用によって、クリュアス原子力発電所は8時間に亘りほう酸系無しのままで運転を行った。運転技術仕様は、このようなケースでは、1時間以内に原子炉を緊急停止するよう定めている。
公開日:2011年11月28日
電磁弁の故障によって緊急停止状態に移行
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年11月6日、蒸気発生器(SG)で冷却する通常停止状態のトリカスタン原子力発電所3号機で実施された定期試験の際、事業者は、SG補助給水系の3台のポンプの内1台が起動していなかったことを発見した。この起動失敗は、電磁弁が故障で開かなかったことが原因である。
公開日:2011年11月28日
LPC施設でリストにない線源が発見される
LPC実験所−放射性質の変換− CEA
2011年11月4日、CEAは、原子力基本施設LPC内でリストに存在しない線源を発見したことを原子力安全機関(ASN)に届け出た。この線源は、放射線防護機器の正常動作の検証に使用されるラジウム226である。その放射能は事業者により12,300 Bqと評価され、公衆衛生法典の規制対象となっている。線源は特定のリストに記録され、定期検査を受け、移動の際には監視されることになっている。
公開日:2011年11月23日
規定条件の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年11月9日、必須サービス水系の復旧作業期間について規定された措置に反して、2号機のSG補助給水系で作業が実施された。
公開日:2011年11月21日
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年11月9日、EDFは、フラマンビル、サン=アルバン及びパリュエルの各サイトの2台の非常用ディーゼル発電機を収容している部屋の、地震時の冷却不全に関する異常を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2011年11月10日
格納容器の密閉弁の開固着
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年10月27日、第3回10年総点検で停止中のビュジェイ原子力発電所5号機で、同発電所の事業者は、原子炉建屋の閉じ込めに寄与する1台の弁の開固着という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2011年11月9日
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所(ショー及びシボー)の耐震認定されている弁のねじ類の閉め忘れに関する事象を原子力安全機関に届け出た。
公開日:2011年11月9日
「圧力−温度」運転域の逸脱
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年10月28日、非常用ディーゼル発電機1台の軸受メタルの交換から成る保守作業のため停止操作中であった3号機で、1次冷却系の温度が低下し、許容運転域を逸脱する事象が発生した。
公開日:2011年11月3日
圧力センサを隔離する弁の誤操作
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年10月19日、保守及び燃料取替停止を終了し運転再開段階にあったシノンB原子力発電所の3号機で、事業者は、1次冷却系の上流側に設置されている弁の誤操作を発見した。
公開日:2011年10月24日
SG補助給水ポンプの使用不能
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年10月14日、トリカスタン原子力発電所4号機の運転再開の際に実施された定期試験で、事業者は、SG補助給水ポンプが10月9日から使用不能状態にあったことを確認した。
公開日:2011年10月24日
作業員の顔面被ばく
パンリー原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年10月11日、去る9月17日に始まった1号機の10年総点検の一環で実施された作業の際に、下請業者の作業員が顔面に被ばくした。
公開日:2011年10月20日
線量測定値の逸脱
TU 5及びW施設(AREVA NC工場)ー放射性物質の変換− AREVA
2011年10月4日にASNが実施した検査を受け、(ドローム県)ピエールラットのAREVA NC施設は、2011年10月5日、敷地境界における月間線量計測データの変化に関する環境事象を届け出た。連続12ヶ月間の累積線量測定は、サイト境界の2箇所で1 mSvを超えていたことを明らかにした。
公開日:2011年10月20日
約12時間に及ぶ炉心冷却監視系2トレインの使用不能
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
3号機は2011年9月10日から保守及び燃料取替停止中であった。2011年10月9日、炉心冷却監視系の2トレインが一般運転規則の規定に反して11時間46分の間使用不能状態に陥った。
公開日:2011年10月20日
部屋の閉じ込め基準の違反
フェッセンハイム原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年9月12日、1号機の工学的安全施設系のポンプ室の閉じ込め機能に関する検査の際に、DVN換気系の2箇所の開口部が、ポンプ室の閉じ込めに適用される基準の規定に反して閉塞されていることが判明した。
公開日:2011年10月7日
必須サービス水系のフィルタ・サポートの不適合
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年5月30日、保守プログラムの一環で実施された目視検査の際、必須サービス水系のフィルタ・サポートに関して締結ロッドの未使用や腐食などの不適合が4号機で確認された。同じ検査を同発電所の全ての原子炉に拡張適用したところ、1号機、2号機、3号機及び5号機でも同様の不適合が発見された。
公開日:2011年10月5日
1号機及び2号機の定期試験の不備
フェッセンハイム原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年8月8日、1号機及び2号機の換気系(DVN系)の定期試験の際、工学的安全施設系の機器を収容する部屋で測定された空気流量が不十分であると判明した。
公開日:2011年10月3日
運転技術仕様の違反
液体廃棄物及び固体廃棄物処理施設(STE3)−放射性物質の変換− AREVA
2011年6月17日、STE 3施設の廃棄物処理で発生するアスファルト固化廃棄物容器の貯蔵用に設計されている、現在空の状態のホールS 111-4の消火系統の配管の通水試験の際、事業者は、火災時に水と泡消火剤との混合物をスプレイする56個のノズルの半数以上が詰まっていることを発見した。
公開日:2011年9月30日
運転技術仕様(STE)の違反
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年9月15日、事業者は、出力運転中のサン=アルバン原子力発電所1号機で発生した、6.6 kV配電盤の不具合の際に運転技術仕様によって求められている操作が無視されるという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2011年9月30日
運転技術仕様の違反
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年9月19日、ビュジェイ原子力発電所の4号機は、定格出力の100.4%に設定されている炉心熱出力の制限値を上回る101.6%の熱出力を30分間記録した。
公開日:2011年9月29日
CENTRACO施設−放射性廃棄物の処理− SOCODEI
2011年9月12日に(ガール県)コドレ自治体に立地するCentraco施設の溶融炉で発生した事故により、従業員1名が死亡し、4名が負傷(内1名は重傷)した。軽傷を負った3名の従業員は、事故の翌日には職場に復帰した。重傷の1名はパリ地域の病院で手当てされている。何れの従業員も放射線被ばくしていない。
公開日:2011年9月28日
運転技術仕様の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年9月19日、6号機は保守及び燃料取替停止中であった。原子炉建屋(BR)のレベル8 mでエアーロック室を開ける際、閉じ込め系統の2台の換気扇が動作していなかった。この事象は運転規則違反を構成するh。
公開日:2011年9月19日
耐震認定されている弁のねじ類の閉め忘れ
一般異常
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所(ショー及びシボー)で耐震認定されている弁のねじ類の閉め忘れに関する事象を原子力安全機関に届け出た。
公開日:2011年9月13日
安全上重要な機器の補修猶予期間の逸脱
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
8月25日、現場スタッフは、巡回検査の際、1号機の蒸気発生器補助給水系ポンプの脚部でオイルを発見した。このオイルは、オイルパンのドレインプラグから漏洩したものであった。この違反は直ちに処理されず、8月27日、同スタッフは漏れが処理されていないことを確認した。彼は、再度、問題の違反を指摘したところ、プラグを締め直し、オイルを補給して8月29日に処理された。
公開日:2011年8月26日
ほう酸濃度管理の不備
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2011年8月13日、一部の機器の動作試験のために停止していたショー原子力発電所2号機の運転再開中、事業者は、1次主冷却系のほう酸濃度を下げる操作に着手したが、タイミングが早過ぎた。
公開日:2011年8月18日
容器移送キャスクの落下
SUPPORT −廃棄物処理及び解体廃棄物貯蔵施設− CEA
2011年8月11日、CEAは、原子力基本施設(INB)166内で放射性廃棄物容器の移送キャスクを取り扱い中にこれを落下するという重大事象をASNに届け出た。
公開日:2011年8月12日
低レベル放射性建材廃棄物の排出
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年8月9日、ビュジェイ原子力発電所からのトラックが非放射性廃棄物の処分場に低レベル放射性建材廃棄物を排出した。
公開日:2011年8月12日
容器の単独加熱
ガス拡散方式によるGeorges Besseウラン同位体分離施設−放射性物質の変換− EURODIF
EURODIF PRODUCTION社は、2011年8月8日、劣化六フッ化ウラン(UF6)の薄肉容器を施設に接続せずにオーブン内で加熱するという事象を届け出た。
公開日:2011年8月9日
地震時の弁の挙動に関する異常
ゴルフェック原子力発電所2号機は、保守及び燃料取替のため2011年6月18日から停止中である。これらの作業中に、EDFは、中間冷却系の弁のねじ類に地震時のこの系統の運転確保を不可能とするような複数の異常を確認した。
公開日:2011年8月5日
1次主冷却系の冷却水補給ポンプの使用不能
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年6月27日、燃料を完全に抜き取られた状態で保守作業のため計画停止中の1号機で、化学体積制御系の冷却水補給ポンプの定期試験を行ったところ潤滑装置の固定ねじ数本が緩んでしまい、ポンプの温度が異常に上がりポンプの劣化を招く事態が発生した。
公開日:2011年8月5日
保守作業後の閉じ込め破損
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2号機は2011年7月23日から保守及び燃料取替のため停止中である。
公開日:2011年8月5日
一般異常
2009年9月7日、1450 MWe原子力発電所(ショー及びシボー)の耐震認定されている弁のねじ類の締め忘れに関する事象を原子力安全機関に届け出た。
公開日:2011年7月26日
余熱除去系の1トレインの使用不能を招いた組付けミス
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年7月19日、一部点検及び燃料取替のための停止を終え運転再開中の2号機で、事業者は、余熱除去系の1トレインが使用不能状態にあったことにようやく気づいた。
公開日:2011年7月22日
液体六フッ化ウラン容器の弁の保護カバー
ガス拡散方式によるGeorges Besseウラン同位体分離施設−放射性物質の変換− EURODIF
EURODIF社は、2011年7月21日、原子力安全機関(ASN)が要求する技術規定の違反という重大事象を届け出た。
公開日:2011年7月21日
運転技術仕様の違反
グラブリーヌ原子力発電所の5号機は、2011年7月2日から、燃料取替及び保守作業のため停止中である。
公開日:2011年7月13日
運転技術仕様の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年7月2日、1時現在、原子炉は燃料取替及び保守のため停止中である。運転員の誤操作によって、1次冷却系の温度が、原子炉がこの状態にある際に運転規則が求める最低温度の286℃を一時的に(1分間)割り込む事態が発生した。
公開日:2011年7月11日
格納容器ペネトレーションの隔離
ゴルフェック原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年6月24日から29日までの間、ゴルフェック原子力発電所2号機の格納容器ペネトレーションの2個の隔離弁が原子炉の制御室から閉止も、制御もできない状態となった。
公開日:2011年7月8日
原子炉の自動停止
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2011年6月7日、計画保守及び燃料取替のための停止を終えて運転再開中のサン=アルバン原子力発電所1号機で、同発電所の事業者は、原子炉保護系が起動して原子炉を自動停止させるという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2011年7月5日
運転技術仕様の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年6月16日、保守及び燃料取替のための年次点検停止中の4号機で、蒸気発生器補助給水ポンプの保守作業によりこのポンプが使用不能となった。
公開日:2011年7月5日
閉じ込め喪失と運転員の潜在的汚染
核燃料製造施設(MELOX)−放射性物質の製造− AREVA
2011年6月28日、工場の燃料集合体製造工程で放射能汚染が発生した。当初の調査に依れば、組立ラインの機械故障が汚染を引き起こしたものと思われる。聞き慣れない騒音を耳にした運転員は直ちに組立作業を停止し、その場に居合わせた他の人員とともに部屋の出入口のエアーロック室に避難した。しばらくして部屋内の空気監視装置のアラームが起動した。合計12名の人員が施設の放射線防護部署に引き取られ、検査のためマルクール・サイトの労働衛生部署に移された。彼らは、検査終了後、職場に戻ることができたが、綿棒で鼻腔から採取した5件のサンプルが陽性反応を示したことから医療検診を受けることになった。
公開日:2011年7月5日
原子炉の最大出力上昇勾配の違反
シボー原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2011年6月27日、シボー原子力発電所2号機の炉心出力が48秒間で定格出力の8.5%から17.1%に上昇した。
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