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欧州「ストレステスト」
ASNはフランスで決定された全ての対策を取りまとめた国内行動計画を発表
パリ発、20121220
Note d’information
2012426日、福島の災害から1年後、ENSREGと欧州委員会の共同宣言は欧州の原子力発電所の強度試験(「ストレステスト」)の実施を断言していた。この宣言は、総合的な行動計画を導入して、特に国内レベルでの安全改善措置で強度試験をフォローし、これらの措置を整合的に実施する必要性を強調していた。2012628日及び29日の欧州理事会の結論は、総合的な行動計画の作成に対する期待を確認した。
2012725日付のENSREGの総合行動計画は、2012年末までに、各国の原子力安全規制機関による国内行動計画の発表を掲げていた。
ASNが発表した国内行動計画は、2011年に実施された欧州強度試験からの勧告、更に一般的に言えばこれらの評価を踏まえ決定された対策全体のフランス国内における実施状況についての現状を報告している。フランスでは、強度試験は原子力施設の安全追加評価の形態で実施された。評価を終了し、ASNは、201213日、報告書を発表し、2012626日には32件の決定を下した。これらの決定は、原子力施設の事業者に対して、既に確保されている余裕を凌ぐ極端な状況に対する施設の頑強さを大幅に強化する措置を命じている。
ENSREGに提出された国内行動計画は以下の4つのパートで構成されている:
·    1部は欧州強度試験を構成する3つのテーマ、即ち自然リスク、安全系統の喪失、シビアアクシデントの管理を取り上げている。
·    2部は20128月にIAEAで開催された原子力安全国際協定(CSN)加盟国の臨時会議で取り上げられた他の3つのテーマ、即ち原子力事業の管理組織体制、緊急事態及び事故後の管理、国際協力に関係している。
·    3部は原子力分野の事業者が採用する下請に関する措置を再確認する。フランスの場合、ストレステストの仕様書がこれらのテーマにまで拡大されていた。
·    4部は上記のテーマについて実施された行動の主なステップを表形式で纏めている。
この行動計画は、全ての国内行動計画と同様、欧州の全安全規制機関によって審査されることになっている。この中には2013年春のENSREGセミナーも含まれている。
詳細については下記を参照されたい:
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