有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- ASN(原子力安全機関)、カットノン原子力発電所に関する2件の決定について意見聴取を実施
有限会社アール・エス・シー企画  お問合わせはお気軽にどうぞ TEL 03-3227-3676
トップページ

  トップページ > 最新情報
カットノン原子力発電所の取水と水の消費方法及び環境内放出方法に関するASN決定案、
並びに同発電所の液体及び気体廃棄物の放出限度を定める
ASN決定案
更新日:2013530
公開意見聴取、2013530日〜618
上記の決定案は(モゼル県)カットノン自治体に設置されている原子力基本施設(INB124125126及び137に適用されることになる。
カットノン原子力発電所の取水及び廃棄物の環境内放出は、目下のところ、2004623日の省令で規制されている。同発電所の取水と廃棄物放出に関する規制措置全体の形態が2006613日の法律(TSN法)と2007112日の同法律の施行令(「手続」政令)で制定された規定に則り見直され、その結果、原子力安全担当大臣の承認が適用される環境内放出限度を定める決定と放出、取水及び水消費の方法を定める決定で規制されることになった。
カットノン原子力発電所の取水及び廃棄物放出に関する規制措置の変更をEDFが求めた背景には下記の3つの改良がある。すなわち、
·         凝縮器の配管の材質変更を伴う2次系の化学環境条件の変化:この変更措置の目的は(施設の安全に影響を及ぼす)蒸気発生器伝熱管の汚れや詰まりを抑えることにある。
·         この材質変更の結果として殺菌処理効果が期待でき、冷却系統の殺菌が可能となり病原性微生物の増殖を予防する。
·         凝縮器の冷却系統、特に冷却塔に発生するスケールの管理。
ASNが作成した決定案には、事業者が予定し申請書類で立証されている変更措置から生まれた新たな規定が組み込まれている。更に、これらの決定案は2004623日の省令の規制措置を万遍なく総合的に取り込むだけでなく、下記の事項を目的とする幾つかの改善も導入している:
·         環境モニタリングの強化。
·         一部の物質(ほう酸及びヒドラジンン)の放出限度を引き下げ、放射性放出物(希ガス及び核分裂生成物又は放射化生成物)の一部の限度を厳格化する。
·         原子力基本施設の一般規則を制定する201227日付省令の公布及び施行を考慮する。
また、一部の規定は、公害及び健康や環境への影響の管理に関するASNの決定が公布された後に廃止されることになる。この決定には原子力基本施設全体に適用される規定が一部盛り込まれる。
詳細については下記の決定案を参照のこと:
 
印刷
Copyright© 有限会社アール・エス・シー企画 All Rights Reserved.