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ラ・アーグのAREVA NC施設のUP2-800及びUP3-Aプラントにおける
MOX燃料の再処理作業
2013627日更新
公開意見聴取:2013626日〜710
ラ・アーグAREVA NC施設の事業者は、イタリアの原子力発電所TRINOPWR)及びGARIGLIANOBWR)で使用されたMOX燃料約15トンのUP2-800及びUP3-Aプラントにおける受入れ、貯蔵、再処理に関する変更をASNに届け出た。
事業者から提出された書類の審査から、ASNは、修正された1981512日の政令によってUP2-800及びUP3-Aの運転開始時に許可されたプロセスと異なるプロセスの適用を事業者が予定していることを確認した。従って、事業者は、産業プロセスに加える変更が環境法典の第L.593-1条に規定される利益に重大なリスクをもたらさないことを立証しなければならない。
更に、AREVAは、フランスに持ち込まれる放射性物質とその処理後に原産国に返還される廃棄物との等価性を保証する2008102日の省令で承認された「EXPER」制度がイタリアに返還される廃棄物の数量評価で適用されることを証明する必要がある。場合によっては、AREVAはこの制度の改良を提案しなければならない。
つまり、SOGIN社のMOX燃料は、その特性から見て、UP2-800及びUP3-Aプラントの設置許可政令で処理が認められている燃料ではない。従って、これら燃料の処理にあたり、AREVAは設置許可政令の変更を要求しなければならない。
以上の内容を踏まえ、ASNにとって重要なのは、このプロジェクト継続の枠組となる措置を制定することである。そのため、今回の意見聴取の対象となる決定案は、ラ・アーグのプラントでイタリアの使用済燃料を再処理する際にはASNの承認を事前に取得することを義務づけている。
承認申請の根拠としてAREVA NCが提出すべき書類の内容がこの決定案に明記されている。
決定案の詳細はこちら:
·         イタリアの原子炉TRINOPWR及びGARIGLIANOBWRで使用されたMOX燃料の、ラ・アーグAREVA NC施設のUP2-800INB 117及びUP3-AINB 116プラントにおける処理作業にASNの事前承認を適用するXXXX日付ASN決定案第2013-DC-XX
イタリアの原子炉TRINOPWR及びGARIGLIANOBWRで使用されたMOX燃料の、ラ・アーグAREVA NC施設のUP2-800INB 117及びUP3-AINB 116プラントにおける処理作業にASNの事前承認を適用する決定に関する公開意見聴取の方法
[意見聴取照会番号2013-06-06]
原子力安全機関の決定案は、15日間、ASNのインターネットサイト上で公開される。
意見は、201378日まで、ASNのサイト上で、又は次の住所に郵送で表明することができる;ASNの廃棄物・研究施設・サイクル施設(DRC)局、15 rue Louis Lejeune, CS 70013, 92451 Montrouge Cedex。郵送の場合には消印が証拠となる。
意見聴取の照会番号を意見書に明記する。
寄せられた意見は、考慮対象となった意見を示す総括報告書で取り上げられる。
遅くても決定の公示日までには、考慮対象となった意見を示す総括報告書並びに決定の理由を述べる別の文書がASNのサイト上で3ヶ月間公開されることになる。
 
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