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有機物質を含有し、放射線を放出する又はアルファ崩壊元素を豊富に含む
技術廃棄物のパッケージングに関する
IRSNの見解
公開日:201364
原子力安全機関(ASN)の要求を受け、放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は有機物質を含有し、放射線を放出する技術廃棄物(1)、或いはアルファ崩壊元素を豊富に含む技術廃棄物に関するAreva社及びフランス原子力庁(CEA)の2件の研究を評価した。これらの研究は、放射性物質及び放射性廃棄物の国家管理計画(PNGMDR2010-2012に記される長寿命中レベル廃棄物に関する知見及びパッケージングの評価研究の一環として実施された。この計画に従って、研究は、放射線防護に関係する産業及び財務面を考慮に入れながら、特に水素の発生を制限するために想定可能なシナリオ並びに処理・パッケージング方式の確定を目指していた。
アルファ崩壊元素を豊富に含む技術廃棄物の処理及びパッケージングのシナリオについてAreva社から提出された研究を分析した結果、IRSNは、この種の技術廃棄物を直接圧縮する方式は、処分時の安全要件から見て期待される程の閉じ込め機能を提供しないと判定する。一方、Areva社が提示した熱処理方式に関する2つ目のオプションは、放射性廃棄物の深地層処分に関する安全ガイドラインが勧告する判定基準に沿ったパッケージを製造するための意義のある前進である。従って、IRSNAreva社がこの方式の原子力産業化研究を継続するよう勧告する。
有機物質を含有し、アルファ崩壊元素で汚染された廃棄物のセメント固化パッケージの脱ガス評価のためにCEAが導入した方法論やR&Dについて、IRSNは、セメントに含まれる水分の放射線分解並びにパッケージ内の錯体生成について評価研究を完成するようCEAに勧告した。
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(1) 技術廃棄物とは使用済の防護服、手袋、作業着、フィルタ、容器類、工具、等々を言う。
 
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