有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- CPYクラス原子炉の電源全喪失時に開放状態の1次系にホウ酸水を補給する手段に関するIRSN(放射線防護・原子力安全研究所)の意見書(公開日:2013年10月25日)
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CPYクラス原子炉の電源全喪失時に開放状態の1次系に
ホウ酸水を補給する手段に関する
IRSN意見書
公開日:20131025
IRSNは、福島の事故を受けてASNが出した命令、即ちCPYクラスの900 MWe原子炉事業者に対して、1次系開放時(H3.2状況)に電源全喪失状況(H3状況)が生じた場合にホウ酸水を原子炉に注入できる手段を導入し、炉容器内燃料の余熱で誘発される蒸発を代償するよう求める命令に応えるためEDFが採用した解決策の評価を行った。
EDFの変更措置は、1対の原子炉毎に所謂「H3.2」ポンプを1基設置し、このポンプによって格納容器スプレイ系を経由してプールの冷却水タンクからホウ酸水を吸引し、安全注入系の低圧トレン(RIS-BP)を介してこのホウ酸水を1次系に送り込むという内容である。
IRSNEDFの解決案が満足できると評価する。但し、この措置の追加認定試験を実施し、ビュジェイ発電所におけるこの措置の運用経験のフィードバックを考慮しながら、設置された機器が設計段階で確定された特性に適合しているかを特に確認すべきであると考える。
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