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カットノン原子力発電所3号機の原子炉建屋内での
劣化燃料棒引き抜きに関するIRSN意見書
公開日:2014317
201311月、カットノン原子力発電所3号機の炉心への燃料装荷中に1体の燃料集合体の燃料棒が機械的に変形した。燃料棒の健全性は確保されているものの、その変形は、燃料棒を事前に引き抜く以外に燃料集合体を燃料建屋の貯蔵プールに移送できない状態であった。
IRSNは変形した燃料棒を燃料集合体から引き抜くためEDFから届け出された施設の一時的変更措置を審査した。事業者は、通常は新しい燃料を収納することになっている、原子炉建屋のプールの一時貯蔵ラックのセルにこの劣化した燃料集合体を置くことを希望している。
問題の燃料集合体は既に照射されているため、プール内の冷却水収支喪失が安全上最も懸念されており、問題の集合体又は燃料棒がセル内に貯蔵されている間に、或いはその取り扱い中に露出によって冷却喪失を招く恐れがある。
EDFが講じた代償措置を踏まえ、IRSNは、問題の燃料集合体及び燃料棒の上部に(その取り扱い中も含め)十分な水位を確保し、たとえ燃料建屋プールの冷却水収支が喪失しても燃料の露出に対して十分な余裕を確保することを条件に、安全の観点からEDFの対応が許容可能と判定した。
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