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VD3-1300安全レビューに伴う評価についてのIRSN意見書
テーマAGR09「外部洪水」に関する安全評価及び変更措置の充足性
公開日:2014317
極端な洪水は安全上重要な機器を冠水させたり、周囲の冠水で発電所を孤立させたりして原子力発電所の安全に有害な影響を及ぼす恐れがある.
1999年の暴風雨「Martin」はブレイエ原子力発電所の一部の洪水を引き起こした。人員や環境への影響は全く無かったにも拘らず、この洪水は安全面の不具合を惹起した。この事象を受け、EDFは発電所の洪水リスク防護を強化するため「ブレイエREX(経験フィードバック)」と呼ばれる方法論を導入した。
310年総点検(VD3)に伴う1300 MWe原子炉の安全レビューの一環として、IRSNは外部洪水を対象にEDFが実施した評価研究について、またにこれらの研究の結論に照らしてEDFが予定している変更措置の充足性について意見書を提出し、ASNの要求に対応した。
一般的に見て、IRSNは、EDF1300 MWeクラスのサイトに「ブレイエREX」方法論を効果的に適用していると判定している。この方法論は、EDF原子炉の外部洪水防護に関する現行基準となっている。更に、EDFは、2007年この方法論を審査した折に提起された事項の大部分について期待通りの追加情報を提供している。
また、2013年に発行された、発電所の防護手段に影響を与えかねない外部洪水に関するASNガイダンスによって導入された著しい改良を踏まえ、IRSNは、その意見書の中で、1300 MWe原子炉の第410年総点検を待つことなく妥当な期限内にガイダンスを実現する必要があることを明らかにした。
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