1300 MWe原子炉の物的変更措置、
「火災検知の総合的改良」の評価に関する意見書
公開日:2014年7月28日
「火災リスク管理」プロジェクトの一環として、EDFは、フランスの原子炉58基の火災検知システム全体の改良を予定した。ASNの要求を受け、IRSNは、P’4クラスの原子炉に限定し、この変更措置の安全面における容認可能性を検討した。
この改良の目的は、主として、火災検知システムの信頼性及び性能を改善し、既存システムの老朽化に対応し、規制に従ってイオン化式火災検知器を撤去することである。
IRSNでは、EDFが提示した変更の設計は、導入されているアドレス可能センサ技術によって、火災検知システムの使用可能性や効率の改善に寄与すると見ている。
但し、IRSNは、EDFが考慮すべき幾つかの改善点を摘出した。これらの改善点は、特に、原子炉建屋のアニュラス部における出火を全て検知する光ファイバの容量と、1次冷却材電動ポンプユニットのバンカーで火災が発生した際に効果的な対応や消火措置の素早い決定を可能ならしめるこれらバンカーの火災監視系の能力に関係している。
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