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「燃料集合体パッケージの取り扱い」をテーマとする
VD3-1300
安全レビュー関連評価研究に関する意見書
公開日:2014728
1300 MWe原子炉の第310年総点検に伴う安全レビューの一環として、IRSNは、ASNの要求を受け、使用済燃料集合体パッケージの取り扱い中の落下で誘発されるリスクの評価について審査した。この種の落下で発生する恐れのある影響はパッケージの機械的閉じ込め喪失、衝撃で燃料ペレットが変位しその被覆から飛び出て集結することに因る臨界、そして使用済燃料貯蔵プールを支える燃料建屋構造物の揺れ動きである。
実施された評価研究から、IRSNは、上述のリスクが十分に考慮されていると判断した。しかしながら、燃料建屋の取り扱い開口部に落下した場合のパッケージの健全性が証明されておらず、従って事故による放射性核種の環境内拡散を排除できないというのがIRSNの評価である。この点に関して、IRSNは、P4クラスの1300 MWe原子炉の場合、燃料建屋のヨウ素フィルタを介した抽気系の効率試験を実施し、パッケージ取り扱い開口部の開放時に放射性物質の環境内放出を避けるためにこの換気系が十分な負圧を確保できることを確認する必要があると判定した。
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