運転開始のための先行審査の枠内で実施されたフラマンビルEPR型炉の
レベル2の確率論的安全評価研究の解析に関する意見書
公開日:2014年7月28日
2014年2月21日、IRSNは、ASNの要求を受け、またEDFのフラマンビル3 EPR型炉の運転開始申請のための先行審査の一環として、同原子炉に関するレベル2の確率論的安全評価(PSA2)について意見書を提出した。この安全評価は炉心溶融事故時の放射性物質放出リスクの評価を可能とするもので、EPR型炉に関する放射線学的な目標の達成を検証する一助となる。
意見書の中、IRSNは、フラマンビル3 EPR型炉のPSA2と、その根拠として採用された方法、仮説及び評価が、総合的に見て設計段階で予測されたものと適合していることを特に指摘している。
しかしながら、原子炉の運転開始申請の段階で、一部の重要な仮説を補完する必要があるというのがIRSNの評価である。具体的には、格納容器の最終的な耐圧性、一部の機器の復旧猶予時間、そして水素燃焼現象のモデル化である。
|