1450 MWe原子炉の1次冷却材電動ポンプユニットの
内部機器のねじ類保守戦略に関する意見書
公開日:2014年7月28日
ショーB原子力発電所2号機で2012年に発見された1次冷却材ポンプのケーシング・アダプタのネジの破損を受けて、EDFは1450 MWe原子炉を対象に1次冷却材ポンプのねじに関する中・長期的な監視及び保守戦略を導入した。実際に、これらのねじ類は疲労劣化又は応力腐食を来たす可能性がある。
2014年4月2日、IRSNは、ASNの要求を受け、この保守戦略に関する意見書を提出した。中期的には、2016年末までに該当する当初からの全てのねじを交換することについては、IRSN側としては特に指摘すべき事項がない。
長期的には、累積運転時間が10万時間に達するまでに全てのねじを交換することを勧告する。国際的経験のフィードバックは、累積運転時間が10万時間を超えると、1次冷却材との接触による応力腐食割れリスクを明らかにしている。
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