1300 MWe原子炉に関する変更措置、
「M5被覆管燃料集合体の一般化」についてのIRSNの意見書
公開日:2014年8月1日
ジルカロイ-4合金の燃料集合体を、より高い抗酸化性を備える燃料集合体と取替えるため、EDFはM5合金製の燃料集合体を3基の1300 MWe原子炉と、900及び1450 MWe原子炉に導入した。EDFでは、これらの原子炉で得られた経験フィードバックから、とりわけ導入以来確認されたM5合金被覆管の密閉喪失件数が少ないことから、1300 MWe原子炉へのこれら燃料集合体の導入を一般化できると見ている。
2014年4月14日、IRSNは、ASNの要求を受け、1300 MWe原子炉へのM5合金製の構造及び被覆管を持つ燃料集合体の装荷に関する安全面での容認可能性について意見書を提出した。これらの燃料集合体の設計は、一部の原子炉で有意であることが明らかとなっている燃料集合体の横変形を制限することも目指している。
評価の結果、IRSNは、M5合金製の構造及び被覆管を持つ燃料集合体の装荷の拡大が安全面から見て容認可能と判断した。
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