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310年総点検に伴う安全レビューを終えたダンピエール原子力
発電所1号機の運転継続に関するIRSNの意見書
公開日:2014911
IRSNは、事業者から原子力安全機関(ASN)及び原子力安全担当各大臣に提出されたダンピエール1号機に関する安全レビューの総括報告書を審査した。この900 MWe原子炉の第310年総点検(VD3)は2011年の5月から8月まで実施された。
IRSNが特に審査したのは下記の点である:
·     900 MWe原子炉の第310年総点検に伴う安全レビューの一般評価の結果決定された物的変更措置及び運転面の変更措置の、事業者による導入状況。これらの変更措置については、IRSN2002年から2008年にかけて評価を行っている(cf. 900 MWe原子炉の第310年総点検、VD3 900に伴う安全レビューの総括に関する原子炉専門家常設グループ(GPR)の結論)。
·     ASNの要求を受け、或いは2008年に開催されたVD3 900総括をめぐるGPRの会議の際に表明された約定事項に従ってEDFから提出された追加評価。
·     原子炉の適合審査の結果。
·     運転継続適性書類(DAPE)の対象となっている施設の高経年化の管理のために事業者が予定している対策。
審査後、IRSNは、2012918日の意見書で、VD3に伴う安全レビューを終えた900 MWe原子炉に適用される安全要件は、このレビューのために設定された目的から見て満足できることをASNに指摘した。しかしながら、この意見書に記されている見解や勧告に従って、一部の評価又は措置を補完する必要がある。
更に、IRSNは、VD3停止後のダンピエール1号機の状態を示す事業者が作成した総括には、この1号機の運転継続を問題視するような指摘事項は無いことを明らかにした。この総括は、とりわけ、適合検査、採用された物的変更措置の導入状態、違反の処理、試験結果及び高経年化の考慮を取り上げていた。
この審査は、その後、福島の発電所の事故結果を受けた201111月の専門家常設グループの会議のためにIRSNが実施した安全追加評価の審査で補充された。
詳細については:
»     原子炉専門家常設グループに提出されたIRSN報告書のまとめ、200811月の「900 MWe原子炉の第310年総点検の一環でEDFが実施した安全レビューの総括」を読む。
»     IRSNの専門家評価報告書、「900 MWe加圧水型炉の第310年総点検に伴う安全レビュー」を読む。
»     ASNの見解を閲覧する。
 
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