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一次冷却材喪失事故の新評価基準に関する
IRSN
報告書のまとめ
公開日:2014103
原子力安全機関(ASN)は、EDFから提案された一次冷却材喪失事故(LOCA)の新評価基準について、原子炉専門家常設グループ(GPR)の意見を要請した。IRSNは、2014417日に開催されたGPR会合の際に、IRSNの評価の結論を提出した。
念のため記しておくと、運転中の原子炉について現在フランスで適用されているLOCAの評価基準は1974年のもので、燃料について遵守すべき安全基準と採用すべき破断規模を定めた米国の規制に由来している。原子炉の運転条件、使用される燃料及び知見はその後変化を遂げており、これが基準改定の理由となっている。
IRSNが実施した評価はLOCA時の炉心冷却の評価に採用されている仮説の一貫性、燃料に関して提案された新基準の容認可能性、そして安全の証明の評価研究における不確実さの考慮を対象としている。
特にIRSNの研究プログラムに基づいたこのIRSNの評価は、LOCAの新評価基準が容認できると結論している。新評価基準は900 MWe原子炉の第410年総点検から導入される予定である。
詳細については、加圧水型炉の一次冷却系漏洩時における炉心冷却の評価基準を改良する目的で採用すべき指針に関する2011526日のIRSN報告書のまとめを参照のこと。
·     IRSN報告書をまとめ(PDFを閲覧する。
·     ASNの見解を閲覧する。
 
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