ITER実験施設(INB 174)の基盤コンクリート打設工事の
事前承認取得準備に関するIRSNの意見書
公開日:2014年10月13日
ITER実験施設の設置許可手続の中で、ASNは、トカマク型核融合実験炉の支持機能を確保する基盤区域のコンクリート打設工事について、同機関の事前承認の取得を義務づけた。この工事ついては、トカマク型核融合実験炉の支持基盤の設計の頑強さ及び一部の事故状況に関する補充証明が求められている。
IRSNは、これらの要求に応えるためITER/O事業者から提出された書類を審査し、2014年6月5日、意見書をASNに提出した。
審査の結果、IRSNは、トカマク型核融合実験炉支持基盤の設計の頑強さの証明が提供されており、事故状況に関する補充証明も満足できると判定した。
しかしながら、トカマク型核融合実験炉支持基盤の設計の頑強さは、事業者が必要不可欠な補充データを提出してはじめて証明されたことから、IRSNとしてはこの設計に関する自立した書類をトカマク型核融合実験炉の組付けの6ヵ月前までに提出することを勧告する。
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