有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- ラ・アーグAreva工場での再濃縮ウラン燃料の受入れ、貯蔵、処理に関するIRSN意見書(公開日:2014年10月21日)
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ラ・アーグAreva工場(INB 116及び117)での再濃縮ウラン(URE)燃料の
受入れ、貯蔵及び処理に関する
IRSN意見書
公開日:20141021
ASNの要求を受け、IRSNは、2013129日、ラ・アーグ施設の工場における燃焼度60 GWj.t-1以下、ウラン235の初期濃縮度4.5%以下のいわゆる「URE」燃料の受入れ、貯蔵及び処理に関する意見書を提出した。これらの燃料は、使用済燃料の再処理で得られたウランをもとに、その同位体のウラン235を再濃縮し加工したものである。
IRSNでは、これら燃料の受入れ及び貯蔵のために採用された措置は満足できると判断している。更に、これらの作業が冷却期間の短い燃料を対象とする場合、IRSNは、事業者が数箇所の職場で線量測定に関する特定追跡調査を実施し、放射線防護措置を強化するよう勧告した。
URE燃料のウラン及びプルトニウムの同位体組成は熱出力や、ガンマ線及び中性子線を増大させる。このような作用を制限するため、事業者は、得られた溶解溶液を濃縮天然ウラン燃料の溶解溶液で希釈してこれらの燃料を処理することになる。IRSNとしては、この処理方式で、現在実施されている条件に近い条件でURE燃料を処理できると見ている。
しかしながら、こうして得られる硝酸ウラニルに含まれるウラン232の量が増えることから、URE燃料の処理が燃料サイクルに及ぼす影響について検討する必要がある。
·     2013129日のIRSN意見書2013-00455、「ラ・アーグAVREVA INB117及び116 URE燃料の受入れ、取扱い、貯蔵、TIPによる移送及び処理」をダウンロードする
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