運転開始から30年を経過した1300 MWe原子炉の
安全レビュー(VD3 1300)に伴う評価及び変更措置の審査の総括
公開日:2015年1月26日
EDFは、2015年から2024年にかけて第3回10年総点検を迎えることになる1300 MWe原子炉20基の(VD3 1300)安全レビューの一環として、2009年末から多数の評価に着手し、これを実施してきた。
IRSNは、原子炉専門家常設グループ(GPR)会合への意見書又は報告書を通じて、EDFの評価の大部分を既に審査した。これまでのこうした評価はIRSNの意見書2014-00356に記されている。
この意見書の中で、IRSNは主に以下の点について評価を行っている:
· EDFが選定した安全改善措置及び安全の証明の改訂が施設の安全レベルを充足しているか、またこれらの措置が今回の安全レビューのためにASNが2011年に採用した方針に即しているかどうか
· 施設の適合性及び状態を評価するためにEDFが予定している方法
· 原子炉制御室の刷新、近代化を目指す改善措置についてEDFが実施した検証が、組織や人的側面から見て満足できるものかどうか
· 実施した評価の結論を踏まえEDFから届出された変更措置の容認可能性、更に安全レビュー後に再評価された安全の証明にとってこれらの変更措置が「必要」か否か
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