VD3-1300安全レビュー:1次主冷却系の関連機器に関する
一般的な経年劣化評価シート及び運転継続適性書類
公開日:2015年3月10日
1300 MWe原子炉の第3回10年総点検に伴う安全レビューの一環として、原子力安全機関は、EDFが開発した経年劣化管理プロセスに由来する1次主冷却系の機器類に関する諸要素、すなわち経年劣化評価シート(FAV)と運転継続適性書類(DAPE)についてIRSNの意見を求めた。
これを踏まえ、IRSNは、2014年8月7日の意見書の中で、1300 MWe級原子炉の第4回10年総点検までの経年劣化管理について提出された証明が、該当する系統、構造物及び機器に関連する安全課題から見て十分であると判定した。
但し、IRSNでは、1次主冷却系の影響を受け易いその他機器と同様、加圧器も、その一部箇所の疲労影響を考慮し、一般的な運転継続適性書類の対象とすべきではないかと見ている。
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