サン=アルバン原子力発電所の放出及び取水の
変更申請に関するIRSN意見書
公開日:2015年3月10日
2013年10月29日、IRSNは、ASNの要求を受け、サン=アルバン原子力発電所の放出及び取水の変更申請に関する意見書を提出した。
IRSNは、液体廃棄物に含まれるトリチウムの放出限度を80 TBq/年まで引き上げる要請について、この引上げにより気体トリチウムの放出量を削減できる限り異議はない。これに対して、気体廃棄物に含まれるトリチウムの放出限度を6 TBq/年まで引き上げる要請は妥当性がなく、その半分程度の限度で十分であると判断する。
IRSNが実施した環境影響評価により、陸上及び水中生態系に対する放射線リスクは存在しないことが確認されている。
健康影響面について、IRSNでは、住民の総実効線量は最大でも約4 mSv/年と極めて低く、批判のしようがないと判断する。
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