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フラマンビルEPR型炉の運転開始許可繰上げ審査：
非常用余熱除去系に関するIRSN意見書
公開日：2015年5月13日
フラマンビルEPR型炉の諸系統の設計に関する事前審査におけるASNの要求を受け、IRSNは、2013年12月18日、格納容器の非常用余熱除去系（EVU系）の設計について意見書を提出した。
この意見書で、IRSNは、当初の段階で炉心溶融状況を管理する目的で設計されていたEVU系は、炉心溶融を伴わない状況でも必要であることを力説した。この2種類の状況（炉心溶融を伴う又は伴わない状況）を管理する系統は独立している必要がある。したがって、IRSNでは、EDFがこの独立性の不在を解消できる措置を検討する必要があると評価した。
更に、IRSNは、炉心溶融状況の中で長期間に亘りEVU系のパフォーマンスの監視を確保できる手段の維持も必要であると評価した。
結局、IRSNは、EVU系とRCV系を接続するラインを隔離するため現在予定されている措置を補完し、炉心溶融状況下でのこの接続ラインによる格納容器バイパスリスクを回避する必要があると判断した。
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