有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)の2008年科学技術報告書
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2008年科学技術報告書
科学技術報告書の目的は、過去一年間で得られた科学的な成果を紹介することにある。年次報告書とは違い、科学技術報告書は全てを網羅することを目指すのではなく、完了したプログラムに関する活動や、プログラムの展開の中で特に重要な段階にさしかかっている活動を中心に取り上げている。
2008年報告書は2007年中盤から2008年中盤までの期間を対象にしている。
知識の追求、評価、そして伝達
科学技術報告書の発表は、IRSNで行われた研究や調査の成果集を毎年ありのまま再現する機会である。科学局にとっては、辿った道のりを計測し、我々のパートナーに対してIRSNでの研究の重要性を報告する機会でもある。
放射能と環境
2008年版でとりあげられた話題は、環境リスクの評価方式を取り巻く下記の3分野におけるIRSNの科学的な前進を物語っている。
慢性的な放射性核種被ばくが生態系に与える影響を深く知る;
大気中に拡散したエアロゾルの挙動、並びにエアロゾルと地表との相互作用を深く理解する;
住環境におけるラドン濃縮リスク。
>> 2008年科学技術報告書、「放射能と環境」の章を閲覧する。
原子力施設の事故
原子力施設は、発電炉であれ、実験炉であれ、燃料サイクル実験所であれ、絶えず改良が繰り返される複雑な施設である。起こり得る事故を予防するため、或いはその影響を制限するため施設事業者が講じた措置の専門評価は、先端の専門知識や関連現象全体の深い知見を必要とする。
このため、IRSNは研究、特に実験を行い、計算コードを開発している。中でもよく見られるのは、他の国内又は海外の研究実験所、大学、或いは海外の安全機関技術支援組織との科学協力という形態である。
この章の項目は、IRSNが大規模な研究手段を投入している案件に対応している。すなわち、
火災の研究
原子炉炉心溶融事故
>> 2008年科学技術報告書、「原子力施設の事故」の章を閲覧する。
人と電離放射線
人の放射線防護は、分野横断的で極めて補完的な専門知識を必要とする。この種の技術基盤は、最近発生した放射線事象ないし事故の専門評価を円滑に進める上で必要不可欠であるとことが明らかとなった。こうしたイベントの経験フィードバックは、速やか且つ効果的な質の高い評価がダイナミックな研究プログラムに支えられた優れた技術環境の中ではじめて可能であることを証明した。
被ばく事故の医療面の管理
被ばく線量の評価
原子力施設の健康及び環境面の影響
>> 2008年科学技術報告書、「人と電離放射線」の章を閲覧する。
シミュレーション、計算ツール、計測学
安全分野の研究は原子力エネルギーの平和利用にとって必要不可欠であり、とりわけその予見的要素の面で、常に切り離すことのできない同一実体をなしている。この要素は、より堅牢で扱いやすく、より高性能、より強力、そして物理を益々多極化する傾向にある新たな計算方式の開発と運用の上に成立している。
これらのソフトウェアは、使用されたモデルの調整と数量化を同時に可能とする、豊富で適応化された実験データベースを基本とすべきであろう。
本章の核心をなす項目は、違いや多様性ゆえに、ぶつかり合うことなく継続的に将来に備えると同時に、全てが原子炉運転時の高い安全レベルを維持し、可能ならば更に改善するのに貢献する研究について述べている。
>> 2008年科学技術報告書、「シミュレーション、計算ツール、計測学」の章を閲覧する。
運転の安全とセキュリティの研究
原子力施設の安全は、使用されるプロセスや物質、並びに作業員、公衆及び環境に対するリスクに適応した設計の上に成り立っている。このため、通常運転時か事象ないし事故状況かに関わらず、特にリスクの現実性や重大性の評価を可能とする科学技術的知見を持つべきである。これらの要素は、事業者が施設(例えば格納容器や換気系)を設計し、運転条件(例えばプロセスパラメータの管理)を決定し、(例えば放射線防護に関する)職員の保護措置を講じ、そして関連安全分野の安全及び放射線防護書類を提出する上で不可欠である。
以降の項目は、工場、原子炉及び放射性廃棄物処分場など様々な施設の安全分野でIRSNが扱っているテーマについて述べている。
>> 2008年科学技術報告書、「運転の安全とセキュリティの研究」の章を閲覧する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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