有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- 福島原発事故を受けたIRSNによるフランス国内の放射線モニタリング結果、3月31日、18時現在
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フランス国内の放射能測定結果のまとめ:
2011
331日、18時現在の最新情報No.8
 
324日からPuy de Dôme山頂で採取し始めた浮遊微粒子からのヨウ素131の検出は、福島の事故で放出された放射性核種がフランスでも存在することを示す最初の指標となった(326日の最新情報No.3)。その後329日まで行われた浮遊微粒子ないし気体ヨウ素の採取から得られた測定結果は、微量のヨウ素131の存在がフランスで拡大していることを確認した(最新情報No.4からNo.7を参照)。IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)が入手した新たな測定結果、或いは一部の原子力施設事業者から提供された新たな結果は、1立方メートル当たり10分の数ミリから数ミリベクレル(mBq/m3)までの濃度でフランスの大気中にヨウ素131が相変わらず存在していることを確認している。この大気中濃度、並びに滞留時間は、フランス気象庁の協力でIRSNが行った予測と一致している。
ヨウ素131は、幾つかの地点で採取した雨水や野菜からも、それぞれリットル及びキログラム当たり約1ベクレルの濃度で検出されている。これらの濃度もIRSNの予測通りである。
一部のエアロゾル試料から検出された微量のセシウム134137も、福島の事故の放出物に因るものである。フランス国内の様々なモニタリング環境で測定されている人工放射性核種の濃度は非常に低く、たとえ長期間継続しても、環境や健康には一切影響を与えることはない。
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