有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- 1300MWe原子炉の第3回10年検査に伴うEDF研究方針に関するIRSN報告書総括、5月25日公開
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310年検査を迎える1300 MWe原子炉の安全再審査の一環としてEDFが実施すべき研究の方針に関するIRSN(放射線防護・原子力安全研究所)報告書の総括
 
公開日:2011525
 
2010520日、IRSNは、ASN(原子力安全機関)の要請を受け、1300 MWe加圧水型炉20基の第310年検査(VD3-1300)に伴う安全再審査の一環として実施すべき研究の方針に関する報告書を原子炉専門家常設グループ(GPR)に提出した。
IRSNEDFが研究を予定していた案件について審査を行った。これらの案件は、中でも、原子炉の事象時及び事故時運転条件、(炉心溶融を除く)事故状況下における放射線影響、工学的安全施設及び構造物の設計の検証と高度化、確率論的安全評価、並びに内部及び外部ハザードに関係している。
審査の結論として、IRSNは、VD3-1300安全再審査についてEDFが作成した一般研究プログラムの概要並びに目標が総合的に満足できることを明らかにするとともに、下記の研究を追加するよう要求した。すなわち、
• 1300 MWe
級原子炉のレベル1 PSAで諸系統の挙動を判定するために導入された平均気温仮説に対する感度研究、
暴風雨の安全影響評価。
IRSNの報告書を受け、GPRは詳細な意見書の形で見解をまとめた。これに基づき、ASNはその見解をEDFに通達した。
安全再審査の実践は原子力の透明性及び安全に関する法律(2006613日法)で規定されている。この法律の第29条、III項は、「原子力基本施設の事業者は施設の安全再審査を定期的に行うものとする」と定めている。安全再審査の対象となる最初の1300 MWe原子炉はパリュエルの2号機で、2015年に予定されている。
 
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