加圧水型炉1次系漏洩時の炉心冷却の評価基準改良のために採用すべき方針に関するIRSN報告書
公開日：2011年5月26日
2010年5月6日、IRSN（放射線防護原子力安全研究所）は、ASN（原子力安全機関）の要求を受け、REP（加圧水型炉）1次系漏洩時の炉心冷却の評価基準を改良するために採用すべき方針に関する報告書を原子炉専門家常設グループに提出した。
原子炉専門家常設グループのこの会合のために、IRSNでは以下の事項を検討した：
- 考慮すべき破断サイズのスペクトルに関するEDF改良案、並びに安全の証明で採用すべき評価規則；
- 諸要件、並びに炉心冷却の証明に関連する分離基準の妥当性と充足性；
- 評価で示すべき物理現象。
IRSNからの報告に基づき、常設グループは上記の案件について討論し、意見書を原子力安全機関に提出した。これを受けて、ASNは、2011年5月2日、REPの1次冷却材喪失事故に関する、評価継続のために採用すべき方針について見解を明らかにした。これらの評価から得られる改善は、2013年に新たに審査されることになっている。
