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フランス原子力施設の「ポスト福島」追加安全評価を行うため事業者が導入した方式に関するIRSN報告書のまとめ

 

公開日:2011725

201176日、IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)は、原子力安全機関(ASN)に設置されている原子炉担当専門家常設グループ(GPR)並びに研究所及び工場担当専門家常設グループ(GPU)に対して、「ポスト福島」追加安全評価を行うためフランス電力(EDF)、Laue Langevin研究所(ILL)、フランス原子力エネルギー・代替エネルギー庁(CEA)そしてAREVAグループが選定した方式を記した報告書の専門家評価の結論を提出した。この追加安全評価は、求められる評価の仕様を詳述した201155日のASN決定で取り上げられている。評価作業は、欧州レベルで決定された「ストレステスト」に整合している。

追加安全評価は、極端な自然現象(地震、洪水及びその複合作用)並びに一つないし複数の安全機能喪失に対する原子力施設の耐性を対象としている。

IRSNの評価では、事業者から提示された方式は総合的に満足できるが、幾つかの点、例えば施設の周囲環境(堤防、隣接施設、連絡通路、等々)について強化する必要がある。

事業者の追加安全評価報告書は、遅くても2011915日までにはASNに提出されることになっている。その後、IRSNにより再度審査され、その結果は201111月にASNに設置されている専門家常設グループに提出される予定である。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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