方法論に関するInVS-ANCCLI-IRSNのガイド:原子力施設周辺住民の健康
公開日:2012年5月23日
2007年、ドイツの原子力発電所周辺における小児白血病の過剰症例を報告した研究は、原子力発電産業が周辺住民の健康に及ぼす影響について改めて問題を提起した。放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)、国立衛生監視研究所(InVS)、並びに地方情報委員会とその全国組織(Anccli)は、周辺住民や団体からこの件に関する問い合わせを受けている。
こうした懸念にどのように対応すべきかを熟慮するため、IRSNとAnccliは、InVSを交えて、作業グループを設置した。
このガイドは共同作業の成果である。これを通じ地元関係者は一般的な枠組みや方法論に関する基本要素を手にすることができ、原子力施設周辺で行われる健康調査について理解を深めることができるはずである。ガイドはこの種の調査のメリットと限界を紹介している。更に、この種の調査から得られた結果の整理、復元に伴うべき協議プロセスの不可欠な役割を強調し、その方向に沿った勧告を行っている。
|