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310年総点検に伴う安全再評価を受けた、ビュジェイ原子力発電所2号機の運転継続
公開日:2012726
 
EDFの全原子力発電所に設置されている34基の900 MWe原子炉の中で、ビュジェイ2号機は3番目の原子炉として20103月から11月にかけて第310年総点検(VD3)を経験した。IRSNは事業者から原子力安全機関(ASN)並びに原子力安全担当各大臣に提出された、この施設の安全再評価結果の報告書を審査した。
 
中でも、IRSNが審査したのは以下の点である:
  • 2002年から2008年までIRSNが行った評価(cf. 900 MWe原子炉の第310年総点検の一環としての安全再評価の総括に関する原子炉専門家常設グループ(GPR)の結論−「GPR Bilan VD3 900」)を含め、900 MWe原子炉の第310年総点検に伴う安全再評価の一般的検討を受けて決定された物理的変更措置並びに運転面の変更措置の事業者による導入。
  • ASNが表明した要求事項に対応して、或いは2008年に開催された「GPR Bilan VD3 900」に関する会議で表明された約束事項に則りEDFが提出した追加評価。
  • 原子炉適合審査の結果。
  • 運転継続適性書類(DAPE)に取り上げられている施設の経年劣化を管理するため事業者が予定している措置。
審査を終了し、IRSNは、その2011913日付意見書No.2011-394で、VD3に伴う安全再評価を終えた900 MWe原子炉に適用される安全要件集がこの再評価のために定めた目的から見て満足できることをASNに明示した。しかしながら、EDFの一部の評価又は措置は、本意見書に記されている考察や勧告に従って補足されなければならない。
更に、IRSNは、VD3停止を終えたビュジェイ2号機の現状を示す事業者の総括報告書には、この原子炉の運転継続に疑問を投じるような点がないことを明らかにした。この報告書は、特に、適合検査、採用された物理的変更措置の導入状態、違反の処理、試験の結果、経年劣化の考慮を扱っている。
 
次いで、福島発電所の事故のその後に関する201111月の専門家常設グループの会議のためにIRSNが行った安全追加評価の審査が加えられた。
 
 
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