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ASNの発表−
 
フェッセンハイムで発生した事象
パリ発、201295
Note d’information
ASNは、95日、フェッセンハイム原子力発電所の原子炉補機建屋(BAN)[1]内で15時頃に起こった気体発生に関する事象について、EDFから通報を受けた。
非放射性生成物の酸化水の取り扱い中に酸化水が流出して蒸気が発生し、火災検知センサがこれに反応した。公共サービスと発電所との間で交わされている協定に従って、消防が現場に急行した。火災は発生しなかった。
事象発生時に現場に居合わせた9名の作業員が検査を受けが、負傷者はいない。
この事象による環境への影響はなかった。
[1] BANには原子炉の通常運転に必要な諸系統の一部(補給系、換気系、一部廃棄物の処理系)が収容されている。この建屋は施設の原子力区域の一部を構成し、通常運転時に出入りすることができる。
 
 
 
IRSNの発表−
 
201295日にフェッセンハイムで発生した化学事象
201295日、15時頃、フェッセンハイム原子力発電所の液体廃棄物処理用の化学薬品調製作業中に化学事象が発生した。
液体廃棄物を許可された方法でアルザス大運河に放出する前に、これら廃棄物の処理の一環として化合物を中和するために強力な酸化剤である酸化水が使用される。
発電所の原子炉補機建屋内で行われていたこの工程の準備中、酸化水溶液を廃棄物処理系のタンクに移す際に蒸気が発生し、液体が飛散する事象が発生した。
飛散した液体を浴びた作業員はEDFの医療部署で検査を受けた。彼らは直ぐに職場に復帰することができた。
蒸気の発生によって火災検知器が起動し、火災は発生しなかったものの外部の対応チームが現場に駆けつけた。
EDFから得られた情報から判断して、この化学事象は人員に深刻な影響を与えておらず、放射性物質が関わっていないのは明白である。この事象による環境への影響はなかった。
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