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電離放射線被ばくのモニタリング情報システム(SISERI)の
現状と改良に関するIRSN報告書のまとめ
公開日:2013528
放射線防護、特に労働者の線量測定データの管理及び運用に関する連続監視の一翼を担う使命の一環として、IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)は、労働者の電離放射線被ばくの個人データを全て集約、検証、保管し、様々な放射線防護関係者に提供する。
この使命を全うするためにIRSNは電離放射線被ばくモニタリング情報システム(SISERI)を開発した。このシステムは、2010年以降、与えられた職責を満足する技術的能力を備えている。SISERIシステムは統計学的又は疫学的な目的にデータを活用することも目指しているが、目下のところ、そのために必要な情報が無いため実現できていない。
労働担当省は、個人医療検診カード及び電離放射線被ばく労働者の線量測定個人情報に関する20041230日付省令を改訂して、労働者の線量測定結果をSISERIシステムに伝送する規則、並びに放射線防護関係者がこれらのデータにアクセスできる規則の制定を計画した。
この改訂と並行して、原子力安全機関(ASN)と労働総局(DGT)は、2005年の運用開始からこれまでに得られた経験フィードバック、関係者のニーズ、欧州規模の調整要件を踏まえ、IRSNSISERIの今後の改良について検討することを願った。
放射線防護の専門家や労働医の代表者、雇用主や労働者の代表者、原子力安全機関、労働総局、更に労働監督官や放射線防護検査官を巻き込んで熟慮を重ねた結果、IRSNは、201222日に開かれた会議の際、ASNの放射線防護専門家常設グループにその結論を提出した。
IRSNの報告書により、専門家常設グループは詳細な意見書を作成することができ、これに基づきASNが見解を発表した。
 
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