有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- Cigéoプロジェクトの公聴会;IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)が専用のインターネットサイトを開設(公開日:2013年6月17日)
有限会社アール・エス・シー企画  お問合わせはお気軽にどうぞ TEL 03-3227-3676
トップページ

  トップページ > 最新情報
Cigéoプロジェクトの公聴会:IRSNが放射性廃棄物の処分に係わる
リスクの管理問題を専門に扱うインターネットサイトを開設
2013617
高・中レベル放射性廃棄物の可逆的地層処分場(Cigéo)プロジェクトに関する公聴会の枠内で、放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は国家公開討論委員会(CNDP)のために意見書を作成した。
更に、IRSNは長寿命の高・中レベル放射性廃棄物に係わるリスクの管理を専門に扱うインターネットサイト、http://www.irsn.fr/dechets/を開設した。
詳細な情報
IRSNは、放射線リスクや原子力リスクが抱える複雑な問題を全ての関係者、とりわけ一般社会の関係者がより良く理解できるよう、その研究や専門評価の結果を公開することにした。
新たに開設されたインターネットサイトは、研究や専門評価の結果だけでなく未だに回答のない問題点についても詳細な情報を公開している。廃棄物、特にCigéoプロジェクトに関係する廃棄物の管理や処分に関する安全面の課題を取り上げるとともに、IRSNがこのテーマについてASNに提出した主な意見書も閲覧できる。
更に、ビュールの地域情報監視委員会(CLIS)や地域情報委員会全国連合(ANCCLI)の下に集まった一般社会の関係者とともにIRSNが展開したパートナーシップ活動を紹介するコーナーも用意されている。
公聴会でのIRSNの役割
IRSN200159日の法律第2001-398号で設置された施設である。その主な使命は、原子力安全と放射線防護の分野で公権力に対して技術的な支援を確保することである。
このため、IRSNは原子力事業者から提出される書類、特にCigéoプロジェクトの一環で放射性廃棄物管理機関(Andra)が作成した文書について専門評価を行っている。技術的能力や判断の独立性を強化するため、IRSNはその専門評価の拠りどころを独自に或いは他の科学パートナーと一緒に展開する研究プログラムに置いている。
原子力事業に伴うリスク、或いは人工ないし自然放射線に係わるリスクの中心的な公的評価機関であるにも拘わらず、IRSNは様々な形態の評価の正当性や利点を認識しており、組織化され、有能で、公衆の懸念を担う他の関係者の存在はリスクに対する警戒を強化する要素であると捉えている。
 
印刷
Copyright© 有限会社アール・エス・シー企画 All Rights Reserved.