有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- ANCCLI(地域情報委員会全国連合)とIRSN(放射線防護・原子力安全研究所)、市民による監視を支援する新たな協定に調印(公開日:2013年6月20日)
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ANCCLIIRSN10年の協力を経て、市民による監視を支援する新協定に調印
2013620日付コミュニケ
10年に及ぶ模範的な協力を経て、ANCCLI(地域情報委員会全国団体)の議長ジャン=クロード・デラロンドとIRSN(放射線防護・原子力安全研究所)の所長ジャック・ルピュサールは、619日、協力関係を今後も継続し、全国、地域及び欧州レベルでこの関係を徐々に深めることを目的に新たな協定に調印した。
20031月、ANCCLIIRSNは協力協定を締結し、IRSNと地域情報委員会(CLI)はメンバーの懸念事項について、特にIRSNの科学技術的知見の入手について対話することになった。教育やCLIへの援助(調査、解析、専門評価、等々)だけでなく、多元的な専門評価の実施或いはIRSNの研究・評価活動に関する情報の共有なども計画で取り上げられた。
この10年間で、当初は環境や保健の分野で、次いでポスト福島安全追加評価プロセスに関する最近の公開技術対話を通じて明らかになったように原子力安全の分野でも、多数の共同活動が展開された。こうした協力は相互理解に、更に一般的に言えばリスク管理システムの様々な関係者の役割に対するCLIメンバーの理解促進に貢献した。また、IRSNや共同活動に参加したその他の関係者は、公衆やCLIの懸念事項により近づくことができ、評価の質を拡充することができた。
市民による監視は、原子力安全を間断なく前進させる上で不可欠な原動力の一つである。オルフス協定の具体的実施をめぐり欧州規模で、またフランスではHCTISN原子力安全の情報と透明性に関する高等委員会)とANCCLIの後援で実施された検討で、専門評価情報の公開が決定プロセスへの実質的な市民参加の条件であることが特に指摘された。社会全体の専門知識向上を応援し、その質疑能力を強化すること、これは正しく安全や放射線防護に対する全関係者の貢献を強化することになる。
この協力を通じてIRSNANCCLIは、その時々で、多くのことを学んだ。しかしながら更に邁進して、市民が安全や放射線防護アプローチに参加する新たな方策を試すべきである。そして、HCTISNに集うリスク管理の他の関係者、特に関係機関や事業者、欧州のパートナーをその中に加えるべきである。
 
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