有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)が放射性廃棄物深地層処分プロジェクトの閉鎖工作物に関する評価結果を提出(公開日:2014年12月1日)
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放射性廃棄物深地層処分プロジェクト、Cigéo
IRSN
が閉鎖工作物に関する結論を提出
公開日:2014121
Cigéoプロジェクトの安全評価の一環として、IRSNは、将来の放射性廃棄物深地層処分施設の閉鎖工の安全確保を目的に提案された方針の正当性を検討した
放射性廃棄物管理機関(Andra)のCigéoプロジェクトに関する安全評価の一環として、IRSNは、原子力安全機関(ASN)の要求を受け、将来の長寿命高・中レベル放射性廃棄物処分施設の安全確保を目的に提示された方針の正当性を検討した。20147月、IRSNは検討結果を廃棄物専門家常設グループに提出した。
様々な閉鎖工作物外部に繋がる工作物(いわゆる『坑口』)又は坑道の密封及び処分セルプラグ−は、処分施設内における水の循環の阻止、放射性物質及び有毒物質の放出の制限、そしてこれら物質の移行の遅延化及び低減に貢献する。したがって、閉鎖工作物は、処分施設に期待される性能を実現する上で重要な役割を果たす
IRSNの結論
結論の中で、IRSNは、Andraが設定した『坑内-坑外』連絡部防水工の不透水性目標は達成できそうであるが、実規模で試験を実施しない限りその確認はできないと見ている。
更に、IRSNでは、坑道の防水工の経時的性能が主に工作物の掘削によって損傷した区域に左右されることから、この透水性を低減できそうな技術的ノウハウの進歩が第一目標であると思っている。
またIRSNは、熱、水圧、機械的又は化学的応力によって、更には処分の進行に伴い発生するガスの存在によって閉鎖工が被る擾乱を的確に管理するため追加調査や試験が必要であると判断した。
最後に、処分施設の可逆性について、IRSNは、閉鎖工作物が一度施工されると、廃棄物パッケージの回収が相当に複雑になることを特に指摘しておく。
詳細については、
 
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