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国－IRSNの目標・パフォーマンス契約
IRSNの第3次目標・パフォーマンス契約が、2014年12月、担当各大臣とIRSNトップとの間で調印された。
この目標契約はIRSNの戦略的な基本成長方針を決定し、IRSNが直面する活動面の主要課題を特定し、そのガバナンス並びに効率の最適化を目的としている。
防衛大臣ジャン=イヴ・ルドリアン、エコロジー・持続可能な開発・エネルギー大臣セゴレーヌ・ロワイヤル、経済・産業・デジタル大臣エマニュエル・マクロン、国民教育・高等教育・研究大臣ナジャ・ヴァロー=ベルカセム、厚生・保健大臣マリソル・トゥレーヌ、高等教育・研究担当政務次官ジュヌヴィエール・フィオラソ、IRSN理事会議長ドミニク・ル・グリュデック、IRSN総局長ジャック・ルピュサールが、IRSNとその管轄省庁を拘束するこの第3次5カ年契約に署名した。
契約は国に対するIRSNの公約を定め、以下の3つの基本成長戦略を提示している：
· 世界レベルの卓越した科学研究政策
· 効率的な専門家評価と原子力リスク及び放射能リスクを予防するノウハウ
· リスク監視社会に貢献する情報公開政策
これらの基本方針に沿って、IRSNの所掌分野、すなわち安全、原子力安全保障及び不拡散、人及び環境の放射線防護、緊急事態及び事故後対応の各分野における活動目標が設定されている。特に、IRSNの専門家評価は、以下に記す国レベルの主要案件を進めるにあたり鍵となる役割を担っている：
· フラマンビルEPR型炉の運転開始申請の審査
· 将来の原子力廃棄物地層処分施設の安全性評価
· 核物質の防護及び管理に関する新要件に照らした原子力施設の適合化審査
· 放射線防護システムのパフォーマンスの改善、医療分野も含め特に人や環境に関する電離放射線被ばく分野の知見の拡充
· ドクトリンの普及及び放射線又は原子力緊急事態を管理する国内組織の改善
更に、契約は、国の近代化政策に基づくIRSNの運営及び財務管理の効率や人材マネジメントに関する目標も設定し、専門能力並びに知見の開発を確保しようとしている。
目標はそれぞれ指標で示される。こうして、全ての指標が監視対象とされ、年に一度IRSNを管轄する各省庁の代表者に報告される。
このように契約は政策及び戦略の枠組を確定しており、IRSNは、この枠組の中で、原子力リスク及び放射能リスクの専門機関として安全及び原子力安全保障とフランス及び世界の放射線防護を継続的に前進させるため行動を展開する。
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