有限会社アール・エス・シー企画 フランス語はじめヨーロッパ言語など科学技術専門の翻訳会社 -- IRSN(放射線防護・原子力安全研究所)が日本と新たな協力関係を樹立(公開日:2015年5月11日)
有限会社アール・エス・シー企画  お問合わせはお気軽にどうぞ TEL 03-3227-3676
トップページ

  トップページ > 最新情報
IRSNと日本との新たな協力
公開日:2015511
IRSNは、放射性物質放出のモデル化とその拡散における気象影響の分野で日本気象庁と協力することになった。放射線緊急時の住民保護を強化するのがその目的である。
日本気象庁(JMA)と放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)は、福島第一原子力発電所の事故で発生した放射性放出物の動態並びに地表堆積メカニズムに関する理解を深めるため共同プログラムを立ち上げた。これらの知見は放射線緊急時の住民保護強化の面で非常に重要である。
これらの研究調査は、科学技術協力に関する日仏Hubert Curienパートナーシップ(PHC)、Sakuraプログラムの一環で展開される。
放射線緊急時の対応能力を向上する目的で、IRSNでは、放射性元素に汚染された大気の拡散をモデル化する研究を既に進めている。
福島第一原子力発電所の事故から得られた教訓は、こうした研究の基礎やパートナーであるJMAの知見を拡充するはずである。具体的に言うと、今回の新たな協力は、それぞれ下記の事項に関係する3つのモデル化テーマを対象としている。すなわち、
·         事故によって放出される放射性物質の量
·         汚染物質の極めて複雑な動態及び地表堆積プロセス
·         住民保護措置勧告の基礎となる評価を取り巻く不確実さ、特に気象に関する不確実さ
IRSNとしては、JMAの気象モデル化能力や、福島第一原子力発電所の事故で活動している日本の研究者と一緒に築いたシナジーを活用できる。
詳細については:
 
印刷
Copyright© 有限会社アール・エス・シー企画 All Rights Reserved.