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IRSN（放射線防護・原子力安全研究所）の情報誌「Repères」第5号、2010年4月発行
論説
Michel Schwarz、IRSN科学局長
重要課題としての教育
原子力は世界中で導入されている。この分野の安全を確保するため、我々はこれまでに得た知識を伝える義務がある。保健に携わる職員や職業被ばく者の放射線防護教育も、IRSNの使命の一つである。様々なニーズに絶えず耳を傾け、現行規制が厳格に遵守されるようにIRSNはそのノウハウを提供している。数字がおのずとこれを物語っている。すなわち、2009年には、3,000人以上が研修に参加し、約600人が産業用放射線装置取扱資格（Camari）を受験し、100万ユーロの象徴的な売上ラインを突破した。2010年には欧州原子力安全教育・指導研究所（ENSTTI）が活動を始める。欧州TSOネットワークに参加する我々のパートナーの側に立って、我々としては、我々の専門評価能力をリスクの防止に役立てるべく取り組む所存である。
目次
－ハイライト
今後、環境中の放射能測定は誰もができるようになる
－出来事＆展望
冷却材喪失：IRSNはクリュアス原子力発電所の事象をどのように管理したか
－討論
PCR教育：理論が実践に役だつ時
－海外ニュース
事象報告書：Clearinghouseが経験共有を促進
－社会に向って
透明性：情報を公衆に提供する
－課題と戦略
企業におけるハンディキャップ：優先すべきは、既成の考えに立ち向かうことである
－ガバナンス
機関協定：公的機関との協力を強化する
特集記事
厳しい検査を受けた放射能汚染現場
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