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IRSN（放射線防護・原子力安全研究所）の情報誌「Repères」第6号、2010年7月発行
論 説
Michel Brière、IRSN副所長
防衛関連業務責任者
原子力テロを防止する
本年4月12日と13日、参加者の数で1945年以降最大規模となる米国が開催する核安全保障サミットに出席するため47カ国がワシントンに集結した。バラク･オバマ大統領に続いて各国の国家元首が、4年以内に、自国の核物質の安全を最大限確保し、緊密に協力することを約束した。主な目的は、テロリストによる、或いは大量破壊兵器の拡散を目的とする核分裂性物質の取得や使用を阻止することにある。このサミットで、フランスは核テロの予防や核物質の防護に関する国際協定の批准を加速化することを約束した。フランスは、米国や英国と同様、近々、核施設の「同等国による査察」に応じる予定であると発表した。IRSNは、原子力施設の安全保障や核物質の輸送分野で国の機関を支援する公的な専門家組織として、世界の原子力エネルギーの将来にとって重要な意味を持つこの公約の中心的存在である。
目 次
－ハイライト
効果的な科学協力を目指す応用研究分野のパートナーシップ
－出来事＆展望
冷却材喪失：クリュアスの事象が二度と発生しないために
－討論
医療検診の妥当性を証明し、最適化する必要性
－海外ニュース
安全：中-仏協力の中心
－社会に向って
若者の啓蒙：生徒たちが放射線防護を体験
－課題と戦略
我々の意図は原子力安全の向上である
－ガバナンス
公権力が技術問題を提起する時
特集記事
900 MWe原子炉の点検
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