公開日:2012年12月28日
2号機格納容器の隔離ミス
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年12月18日、燃料抜き取り作業中の2号機で、事業者は、燃料取り扱い中には本来閉止しているはずの格納容器の隔離弁が開いていたことを発見した。
公開日:2012年12月27日
1次主冷却系の最高温度逸脱
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年12月21日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、3号機の1次主冷却系の平均温度逸脱という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に通報した。
公開日:2012年12月27日
撹拌ポンプに係わる不具合
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
1300 MWe原子炉の安全レビューの一環で実施された適合検査の際、EDFは、撹拌ポンプ固定部の不具合を発見した。
公開日:2012年12月21日
酸化ウラン粉末吸引装置
FBFC及びCERCA施設(ロマン=シュール=イゼール自治体)ー放射性物質の製造− FBFC
AREVA - FBFC社は、2012年12月19日、(ドローム県)ロマン=シュール=イゼール自治体に立地する燃料製造工場内で使用されている吸引装置内の酸化ウラン粉末の量が最大許容量を逸脱するという重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年12月20日
不具合に因る原子炉自動停止
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年11月16日、主給水制御系(ARE系)の一部喪失に伴いNo.1蒸気発生器(SG)の2次側水位が下限に達したためパリュエル原子力発電所3号機が自動停止した。
公開日:2012年12月20日
モニタリング系の使用不能
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年12月13日、部分点検のため停止中のノジャン2号機で、事業者は、原子炉補機建屋の排気筒から放出される気体廃棄物の放射能レベルの測定が停止していることを確認した。
公開日:2012年12月14日
「圧力-温度」許容域の逸脱
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉 - EDF
2012年12月4日、負荷運転中のクリュアス原子力発電所3号機で、1次系の圧力が低下し、許容運転域を割り込む事態が発生した。
公開日:2012年12月11日
燃料建屋内で発生した作業員の被ばく
ダンピエール=アン=ビュルリー原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年11月29日、(ロアレ県)ダンピエール原子力発電所4号機の燃料建屋の移送プール隔壁の除染作業中に、EDFの作業員が外部被ばくした。
公開日:2012年12月11日
非常用発電装置の使用不能
ベルビル=シュール=ロアール原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年10月4日、ベルビル原子力発電所の事業者は、非常用発電装置の一部の動作特性を検証するため原子炉が停止する度に実施される定期試験の判定基準の計算にミスがあることを発見した。このミスは、その場での試験の実施手順書が作成された2002年から存在していた
公開日:2012年12月11日
1次冷却系の最低温度逸脱
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年7月6日、1号機は、蒸気発生器補助給水系(ASG系)のポンプに関する保守作業停止を終え、再起動中であった。このポンプの動作試験中に、1次系の温度が運転規則で許容されている運転域を逸脱した。
公開日:2012年12月7日
定期試験フォローアップ体制の不備
ベルビル=シュール=ロアール原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年10月8日、一般運転規則に言う「不合格」と判定された定期試験を検証した際に、事業者は、2012年7月8日に設定されていた実施期限までに再試験が行われていなかったことを発見した。この試験は当初の予定日である2012年4月15日の時点で完全には実施されていなかった。このために不合格が宣告されていた。
公開日:2012年12月7日
運転技術仕様の一時的変更
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年12月4日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、4号機の運転技術仕様の一時的変更に伴う代償措置が遵守されないという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に通報した。
公開日:2012年12月6日
炉容器に設置されている漏洩検知器
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年11月7日、EDFは、原子炉の再起動に先立ち、原子炉容器ボトムのペネトレーションに設置されている漏洩検知器の校正ミスをASNに通報した。
公開日:2012年12月6日
電磁弁の取付けミス
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
EDFは、2012年11月12日、蒸気発生器補助給水系(ASG系)の弁の不具合を発見した旨、ASNに通報した。一般運転規則(RGE)はこの弁の使用可能性を求めている。
公開日:2012年11月29日
制御棒クラスタの位置調整ミス発見の遅れ
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年11月9日、全出力で運転中のブレイエ原子力発電所の2号機で、事業者は、原子炉の制御棒クラスタ一体が過剰挿入されていることを確認した。
公開日:2012年11月20日
重要な電気キャビネットの内部ハザードリスク
一般異常
2012年11月15日、EDFは、一部の原子力発電所の安全上重要な電気キャビネットが、地震時に、通常の耐震規則を守っていない機器により損傷を受け、不具合を来たす恐れがあることを原子力安全機関(ASN)に通報した。
公開日:2012年11月19日
パッケージ型式認可証の違反
核燃料製造工場(MELOX)ー放射性物質の製造− AREVA
放射性物質の輸送
2012年10月24日、TN International は、マルクールのMELOX施設と(ベルギー)デッセルとの間のMOX燃料の輸送が、数回に亘り、ASNから発給された型式認可証を遵守していなかったことをASNに通報した。
公開日:2012年11月16日
1次冷却系充填ラインの使用不能
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年11月13日、トリカスタン原子力発電所の事業者は4号機の1次冷却系充填ラインの使用不能に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年11月16日
臨界アラームランプの不具合
PROCEDE ー解体中の研究施設− CEA
2012年11月7日、INB 165の運用を担当するFontenay-aux-Roses(FAR)のCEAの部局に対してINB 165の検査を担当するCEAの部局から、センターの臨界アラームランプ2個が9月以降故障しているとの通報があった。
公開日:2012年11月15日
規定の代償措置の無視
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年10月18日、EDFは、一般運転規則(RGE)の一時的変更についてASNに行った2回の申請に規定されていた代償措置が3号機で実施されなかったことを確認した。
公開日:2012年11月12日
弁の閉止が不確かな状況での一般運転規則(RGE)違反
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年9月11日、停止中のシノン原子力発電所3号機の格納容器漏洩試験が実施されている中で、事業者は、中間冷却系(RRI系)の隔離弁が実質的に閉止していなかったにも拘らず、一般運転規則が定める1時間の猶予時間内に原子炉の停止を行わなかった。
公開日:2012年11月6日
漏洩の検知、是正(改訂版)
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
ASNは、10月24日、23時00分、フラマンビル1号機の運転再開前の作業の際に、1次冷却系補助ラインのモニタリング装置が破損して漏洩が発生し、漏洩した冷却水は原子炉建屋内に閉じ込められたままになっているとの連絡をEDFから受けた。(2012年10月30日の情報の更新版)
公開日:2012年11月5日
2号機のロックアウト管理の不備
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉ー EDF
2012年10月29日、クリュアス=メイス原子力発電所は停止状態の2号機の冷却に関与する2つの弁の不適切な管理という安全上重要な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月31日
ロマンのFBFC施設:ASNは事象をINESのレベル2に分類し直した
FBFC及びCERCA施設(ロマン=シュール=イゼール自治体)−放射性物質の製造− FBFC
FBFC社(AREVAグループ)は、2012年9月26日、(ドローム県)ロマン=シュール=イゼール自治体に立地する燃料製造施設における水分を含んだ核分裂性物質のパッケージング、貯蔵及び所内移送規則違反に関する重大事象を原子力安全機関に届け出た。
続きを読む(仏語版):http://www.asn.fr/Controler/Actualites-du-controle/Avis-d-incidents-des-installations-nucleaires/L-ASN-decide-de-reclasser-au-niveau-2-de-l-echelle-INES-un-evenement-relatif-au-non-respect-des-regles-d-identification-d-entreposage-et-de-transfert-interne-de-matieres-fissiles-humides
公開日:2012年10月30日
廃棄物ドラム缶1本当たりのプルトニウム最大質量の逸脱
STE2施設及びAT1プラント−放射性物質の変換− AREVA
2012年10月25日、AREVA NC社は、2本の廃棄物ドラム缶で、プルトニウム平均質量の許容限度を超える事象を原子力安全機関に届け出た。アルファ線が主体の固体廃棄物を収容するこれらのドラム缶は、1968年2月と1971年12月にMAPu施設で製造され、その後、INB 38の建屋199号に貯蔵されていた。AREVA NC社の通報に依れば、プルトニウムの推定平均質量は、それぞれ、ドラム缶1本当たり270 gと288 gで、建屋119号の一般運用規則が定めるプルトニウム質量の限度である250 gを上回っている。
公開日:2012年10月30日
1次冷却系補助ラインの漏洩を検知し、是正
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
ASNは、10月24日、23時00分、フラマンビル1号機の運転再開前の作業の際に、1次冷却系補助ラインのモニタリング装置が破損して漏洩が発生し、漏洩した冷却水は原子炉建屋内に閉じ込められたままになっているとの連絡をEDFから受けた。
公開日:2012年10月30日
密閉線源を含む廃棄物パッケージの処分
オーブ処分センター(CSFMA)−放射性物質の処分又は貯蔵− ANDRA
放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は、10月17日、Valduc(21)のCEAセンターが2007年以降アメリシウム241(Am241)を使った約1200個の密閉線源を収めた8体の廃棄物パッケージを送っていたことをCEAから通報された。パッケージは4箇所の構造物に定置されている。これらの線源は火災検知器に使用されていたもので、施設の解体工事に伴い廃棄された。廃棄物はパッケージに収められているものの、廃棄物生産者はANDRAが定める、特にパッケージの認可書類に記されている廃棄物のセンター受入れ仕様を遵守していなかった。
公開日:2012年10月26日
原子炉格納容器隔離弁の使用不能
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年10月19日、トリカスタン原子力発電所の事業者EDFは、1号機の格納容器隔離弁の使用不能という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月26日
低レベル放射性液体廃棄物の海中放出
軽水炉使用済燃料再処理施設(UP3 A)ー放射性物質の変換− AREVA
2012年10月11日、AREVA NC社は、サイト外放出の大枠を定める省令やUP3-A施設のT2プラント一般運転規則で規定されている放出溶液の完全な特性化を事前に実施することなく低レベル放射性液体廃棄物の海中放出を行った。
公開日:2012年10月25日
原子炉運転再開時の一般運転規則違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所の3号機は保守及び一部燃料の取替のため2012年4月28日から運転停止中である。2012年10月15日、原子炉の運転再開作業中、運転員が原子炉冷却系2系統の一方のポンプを停止した。これは一般運転規則に反する操作である。
公開日:2012年10月23日
運転技術仕様の違反
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年10月4日、運転中の2号機で、保守作業のミスによって2号機制御室の換気/ヨウ素ろ過系統が動作不能となった。
公開日:2012年10月23日
原子炉補機建屋の排気筒の流量
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年10月19日、ビュジェイ原子力発電所の事業者EDFは、運転技術仕様が求めるBAN排気筒の最低流量180,000 m3/hに違反するという安全上重要な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月23日
複数の放射線計測装置の使用不能
スーパーフェニックス−高速中性子炉− EDF
(イゼール県)クレイ=マルビル・サイトの事業者、フランス電力(EDF)は、2012年8月10日、放射線測定装置の使用不能並びにこれら装置のセンサの定期校正点検の怠慢に関する安全上重要な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月22日
不確かな状況での運転規則違反
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年9月11日、停止中のシノン原子力発電所3号機で格納容器の漏洩試験が進行中、事業者は、中間冷却系(RRI系)の隔離弁が実質的に閉止されていないにも拘らず一般運転規則で規定されている1時間の猶予時間内に原子炉の停止に着手しなかった。
公開日:2012年10月22日
複数件の不適合の発見
ATUE施設−放射性物質の製造− CEA
CEDRA施設−放射性物質のパッケージング及び貯蔵−CEA
CHICADE施設−研究開発実験所− CEA
Pégase及びCascad施設−放射性物質の処分− CEA
LEFCA施設−放射性物質の製造−CEA
LECA及びSTAR施設−放射性物質の使用− CEA
MCMF施設−放射性物質の定置− CEA
MAGENTA施設−核物質の受入れ及び払出し− CEA
放射性廃棄物貯蔵施設−放射性物質の処分− CEA
Rapsodie/LDAC −研究炉− CEA
STEDS施設−放射性物質の変換− CEA
2012年6月29日、原子力・代替エネルギー庁(CEA)は、カダラーシュの複数の原子力基本施設(INB)で点検・定期検査(CEP)の実施に関する不適合を発見した旨原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月17日
運転技術仕様の違反
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年10月9日、ビュジェイ原子力発電所4号機の運転再開作業中、1次冷却系の温度が許容運転域を逸脱する値まで低下した。
公開日:2012年10月16日
運転技術仕様の違反
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年10月10日、サン=アルバン原子力発電所の事業者は、蒸気発生器の1次側と2次側との間の漏洩流量を測定する系統の使用不能という重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月15日
ヨウ素ろ過系の使用不能
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年9月13日、シノン原子力発電所は、3号機のヨウ素抽出系(DVW系)が2012年7月10日から使用不能状態にあることを発見した。
公開日:2012年10月12日
燃料集合体の汚れの発見
Cabri及びScarabée −研究炉− CEA
2012年9月14日、カダラーシュの原子力・代替エネルギー庁(CEA)は、目下停止中のCABRI原子炉の燃料集合体構造部及び燃料棒被覆管に酸化した跡が見られるという重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月10日
「圧力−温度」許容域の逸脱
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉 - EDF
2012年10月1日、クリュアス=メイス原子力発電所2号機の停止作業中、1次冷却系の圧力が許容運転域を下回る値まで低下した。
公開日:2012年10月9日
運転技術仕様の違反
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年9月28日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、4号機の蒸気発生器補助給水ポンプの補修猶予期間逸脱という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月5日
運転技術仕様の違反
ビュジェイ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年10月1日、ビュジェイ原子力発電所の事業者は、4号機の非常用ディーゼル発電装置に取り付けられている圧力測定センサ故障の発見の遅れという安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年10月4日
運転技術仕様の違反
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年9月28日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、1号機の炉心の一部の中性子束を測定する出力レンジチャンネルの使用不能という安全上重大な事象を原子力安全機関に届け出た。
公開日:2012年10月4日
機器不具合の発見の遅れ
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2012年9月25日、全出力で運転中の2号機で、事業者は原子炉建屋の減圧を行い、運転規則で定められた建屋内の圧力を維持しようとした。このため、事業者は原子炉建屋の換気系を作動した。この操作の際、換気系の2台の電動ファンの一方が突然停止した。
公開日:2012年9月27日
充填及び所内移送規則の違反
FBFC及びCERCA施設(ロマン=シュール=イゼール自治体)−放射性物質の製造− FBFC
AREVA - FBFC社は、2012年9月26日、(ドローム県)ロマン=シュール=イゼール自治体に立地する燃料製造工場における核分裂性物質の容器充填及び所内移送に関する規則違反という重大事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年9月25日
弁の誤操作の発見の遅れ
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
ブレイエ原子力発電所の3号機は保守及び燃料取替のため2012年9月6日から運転停止中である。2012年9月15日、3号機の燃料抜き取り段階で、事業者は、原子炉の格納容器を貫通する配管に取り付けられている2個の弁が誤った位置にセットされていることを確認した。
公開日:2012年9月21日
非常用ディーゼル発電装置の使用不能
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所の5号機は保守及び燃料取替のため2012年5月19日から運転停止中である。2012年9月7日、原子炉の運転再開作業中、EDFは1基の非常用ディーゼル発電装置の速度リミッタの弁が閉止位置にセットされており、発電装置の出力上昇を阻止していることを発見した。
公開日:2012年9月20日
非常用タービン発電機の使用不能
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所の5号機は保守及び燃料取替のため2012年5月19日から運転停止中である。2012年9月6日、原子炉の運転再開作業中、EDFは非常用タービン発電機の運転に支障を招く可能性がある2個のピンの組付ミスを発見した。
公開日:2012年9月20日
長引いた原子炉格納容器の密閉不具合
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所の3号機は計画保守作業及び燃料取替のため2012年5月19日から運転停止中である。原子炉の運転を再開する際に、EDFは格納容器の隔離系の2個の弁が完全に閉止していないことに気づいた。その後行われたこの事象の分析で、一般運転規則(RGE)で要求されている操作が遵守されていなかったことが明らかになった。
公開日:2012年9月13日
格納容器スプレイ系に関する保守作業の不良
カットノン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年8月6日、3号機の格納容器スプレイ系について行われた定期試験によって、事業者はこの系統の弁の1つに関する保守作業の不良を特定した。調査後、事業者は、この安全系統のAトレインが前回の運転サイクル中にどのような状況の下でも使用可能な状態にあったことを遡って証明できないと判断した。
公開日:2012年9月13日
2012年6月27日の事象情報の追補版
シノン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年5月14日、月曜の午後早々、停止状態で燃料の抜き取り作業が行われていた1号機で、第3閉じ込めバリアの健全性に関与する弁が、一般運転規則に反して17時間以上開き放しの状態になっていた。この事象は、国際原子力事象評価尺度(INES)のレベル1事象としてEDFから届け出されていた。
公開日:2012年9月12日
2次主冷却系で発生した「ウォーターハンマー」タイプの過圧事象
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年9月1日、ノジャン原子力発電所の1号機は保守計画停止を終えて運転再開中であった。
公開日:2012年9月7日
一般運転規則の違反
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所の3号機は、燃料取替と計画保守作業のため2012年5月19日から運転を停止している。2012年8月12日、蒸気発生器補助給水系(ASG系)の1台のポンプの起動試験の過程で、EDFはこのポンプが起動しないことを確認した。8月13日、事業者はポンプの補修に着手した。ところが、事後の事象評価で、一般運転規則(RGE)が求める操作方法が遵守されていなかったことが明らかになった。
公開日:2012年9月7日
弁駆動装置の不具合に因る原子炉停止状態への移行
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年8月28日、事業者は、6月23日から保守停止しているノジャン原子力発電所1号機の運転再開に先立つ機器類の確認試験の際に、蒸気発生器(SG)補助給水系のタービンポンプに給水する2つの弁に不具合が生じているのに気づいた。
公開日:2012年9月7日
一般運転規則の違反
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所の3号機は、燃料取替と計画保守作業のため2012年5月19日から運転を停止している。原子炉の運転再開作業中、原子炉が一般運転規則(RGE)により1次冷却系のほう酸濃度希釈作業が禁止されているような状態にある中で、この作業が実施された。
公開日:2012年9月6日
一般運転規則の違反
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所の3号機は、燃料取替と計画保守作業のため2012年5月19日から運転を停止している。2012年8月23日、EDFは、炉心から放射される中性子束の測定に関係するアラームの閾値が一般運転規則(RGE)の最大値より高い値に設定されていることを確認した。
公開日:2012年9月5日
一般運転規則の違反
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
パリュエル原子力発電所の3号機は、燃料取替と計画保守作業のため2012年5月19日から運転を停止している。原子炉の運転再開作業中に、EDFは蒸気発生器補助給水系(ASG系)の2台のタービンポンプの一方の安全弁について異常を発見した。何度か対応作業を実施し、8月21日、弁は最終的に補修された。その後に行われた事象の分析で、一般運転規則(RGE)が求める運転操作が遵守されていなかったことが明らかになった。
公開日:2012年9月3日
運転技術仕様の違反
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所の5号機は、保守作業及び燃料の一部取替のため2012年5月19日から運転を停止している。2012年8月21日、原子炉の運転再開作業が進められていた。その際、EDFは、機器ハッチカバーのスタッド88本の内1本が緩んでいることを発見した。これは、その運転段階では、機器ハッチカバーの周り全体をボルトで固定するよう要求している運転技術仕様に違反している。
公開日:2012年8月27日
配管サポートの非耐震性
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年8月20日、EDFは、格納容器スプレイ系の配管サポートの耐震性欠如に関わる適合違反を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年8月27日
原子炉保護系の一部の使用不能
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
グラブリーヌ原子力発電所の5号機は、保守作業及び燃料取替のため2012年5月19日から運転を停止している。2012年8月17日、原子炉の運転再開作業が進められていたところで、EDFは、1次系の加圧器の水位センサが動作不良を起こし、対応する原子炉保護系の不具合を引き起こしていることを発見した。
公開日:2012年8月22日
弁の使用不能
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2012年8月12日、2号機は保守・燃料取替停止を終えて運転再開段階にあった。この段階で、事業者は安全上重要な機器の性能を確認する様々な試験を実施する。その試験の一つで、原子炉の運転規則が使用可能性を要求している1個の弁が開動作しないことが確認された。
公開日:2012年8月22日
運転技術仕様の違反
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年8月15日、トリカスタン原子力発電所の事業者は3号機のほう素メータ使用不能時にとるべき運転操作に従わなかった。
公開日:2012年8月17日
耐震認定されている弁のねじ類の締付不具合(MAJ No.4)
一般異常
2009年9月7日、EDFは、1450 MWe原子力発電所の耐震認定されている弁のねじ類の締付不具合に関する事象を原子力安全機関に届け出た。
公開日:2012年8月14日
核分裂性物質の質量限度の逸脱
Masurca −研究炉− CEA
2012年7月10日、カダラーシュの原子力・代替エネルギー庁(CEA)は、原子力基本施設MASURCAの実験所で核分裂性物質の質量限度の逸脱を発見した。CEAはこの実験所内の核分裂性物質の質量を408 gと検測したが、ASNが許容している限度は350 gであった。この違反は、事業者による安全書類の作成段階で明らかとなった。
公開日:2012年8月10日
炉心冷却監視系1トレインの使用不能
クリュアス=メイス原子力発電所− 900 MWe原子炉 - EDF
2012年8月8日、クリュアス原子力発電所の事業者は、1号機炉心冷却監視系の温度センサが炉容器の密閉作業の際に正しく接続されていなかったことを発見した。この原子炉は、計画保守及び燃料取替のため2012年5月26日から停止中である。
公開日:2012年8月3日
原子炉停止開始時の原子炉建屋エアーロック室
フラマンビル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年7月23日、1号機の一部点検の際の原子炉建屋エアーロック開操作において手順書の適用違反があり、閉じ込めに関する運転技術仕様(STE)が遵守されない事態が発生した。
公開日:2012年8月3日
原子炉の運転再開作業
パリュエル原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
7月22日、3号機は保守作業及び燃料取替えのための計画停止を終えて運転再開段階にあった。1次冷却系のライン構成の際、2個の弁が閉止されたままの状態になっていたため、一般運転規則(RGE)が求める2台の1次電動ポンプユニット(GMPP)のシールNo.1への封水注入が使用不能となった。
公開日:2012年8月3日
作業員が頸部に外部被ばく
ダンピエール=アン=ビュルリー原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年5月7日から2011年8月13日にかけて実施された1号機の10年総点検の一環として実施された作業の際、下請業者の作業員が2011年5月28日頸部に被ばくした。この作業員は、10年総点検で検査対象に挙げられている配管のX線照射を行っていた。
公開日:2012年8月3日
原子炉補機建屋のファンの使用不能
ノジャン=シュール=セーヌ原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
炉心が抜き取られ燃料貯蔵プール内に貯蔵された状態で停止中の1号機で、2012年7月22日、400 kV給電ラインの電気的な不具合によって外部電源が遮断され、必須機器に給電するため非常用ディーゼル発電装置が自動起動した。
公開日:2012年7月30日
サービス水ろ過系の配管サポート
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2011年6月、1号機ポンプステーションの点検の際に、EDFはサービス水ろ過系(CFI系)配管の一部サポートで腐食現象を発見した。
公開日:2012年7月30日
六フッ化ウラン容器の過充填
六フッ化ウラン調製プラント(Comurhex)ー放射性物質の変換− COMURHEX
COMURHEX Pierrelatte社は、2012年4月30日、輸送認可証で許可された質量を上回る六フッ化ウラン(UF6)を充填した容器をEURODIFプラントに移送するという重大な輸送事象を届け出た。この事象は、トリカスタン・サイトの内部輸送規則に違反する。
公開日:2012年7月27日
地震時の冷却不全
一般異常
2012年7月25日、EDFは、ベルビル及びフラマンビルの1、2号機、カットノン及びサン=アルバンの1号機、更にパリュエルの1、3、4号機について、使用済燃料貯蔵プールの冷却系ポンプを収容する部屋の地震時冷却不全に関する2012年4月3日の重大事象の届出の更新版を原子力安全機関(ASN)に提出した。
公開日:2012年7月27日
制御室の換気系
ショーB原子力発電所− 1450 MWe原子炉− EDF
2012年6月23日、運転中の原子炉で、事業者は制御室換気系の一部を対象とした定期試験を実施した。この試験は、室外の汚染をもたらす事故の際に制御室を保護するための隔離装置(換気ダンパ)の密閉性を確かめるものである。
公開日:2012年7月26日
ASG系のタンクの水位管不適合
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
1号機のASG(蒸気発生器補助給水)系タンクの水位管サポートに欠陥があり、このため、地震に耐えられない可能性がある。ブレイエ発電所のような900 MWe加圧水型原子炉には3基の蒸気発生器が装備されている。蒸気発生器は高温(320℃)、高圧(155バール)に達する1次冷却水と、蒸気に変換されタービンに供給される2次冷却水との熱交換器である。
公開日:2012年7月23日
定期試験実施手順の品質欠陥
トリカスタン原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年7月19日、トリカスタン原子力発電所の事業者は、2号機の定期試験実施手順の品質欠陥に関する安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年7月19日
1次主冷却系の化学体積制御
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
7月5日、EDFは、1次主冷却系の化学体積制御機能が過誤によって使用不能となっていた事象をASNに報告した。
公開日:2012年7月17日
運転技術仕様の違反
サン=アルバン原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年7月6日、EDFは、主蒸気系ドレイン弁が閉止状態で使用不能となったことによる運転技術仕様の違反という安全上重大な事象を原子力安全機関(ASN)に届け出た。
公開日:2012年7月16日
外部被ばく
ブレイエ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年6月20日から、ブレイエ発電所の4号機は燃料の一部取替並びに保守作業のため運転を停止している。
公開日:2012年7月11日
2号機の運転再開
ベルビル=シュール=ロアール原子力発電所− 1300 MWe原子炉− EDF
2012年6月13日、保守停止を終えて運転再開段階の2号機で、事業者は非常用のタービン発電機が使用不能状態にあることを確認した。運転技術仕様は、この発電機が必要であると謳っている。
公開日:2012年7月9日
劣化六フッ化ウランの容器移し替え時に発生した異常
Georges Besse施設−放射性物質の変換− EURODIF
EURODIF PRODUCTION社は、2012年7月5日、劣化六フッ化ウラン(UF6)を薄肉容器から別の容器に移し替える際に発生した異常に関する重大事象を届け出た。
公開日:2012年7月5日
蒸気発生器補助給水ポンプ
グラブリーヌ原子力発電所− 900 MWe原子炉− EDF
2012年6月19日現在、1号機は、2012年6月16日に発生したSG補助給水系ポンプの故障により停止中である。運転規則が定める3日の補修猶予期間が丁度経過した。
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